子どもが素直に、地を出せるようにします。そうすると、頭は活発に動いていますから、育ちが加速されます。

(1 {\Large\frac{1}{2}} {\Large\frac{5}{8}} )×6= や、

13÷(2- {\Large\frac{1}{7}} )= の計算でミスします。

 

通分や、

1 を、 {\Large\frac{8}{8}} や、 {\Large\frac{7}{7}} に変えてからのひき算や、

6 や 13 を、 {\Large\frac{6}{1}} {\Large\frac{13}{1}} に変えてからの

かけ算やわり算と、

盛りだくさんです。

 

少しの気の緩みでミスします。

 

この子は、

自力で直そうとします。

 

でも、

どこを直せばいいのかを、

探し出すのも難しくて

なかなか直せません。

 

このようなとき、

口をとんがらせて、

不機嫌そうにしていいのです。

 

こうするのがこの子の地であれば、

素直に地を出せるようにすると、

頭は活発に動きます。

 

「口をとがらせても、計算できない」とか

子どもを制限しません。

 

「あれをしてはいけない」、

「これをしてはいけない」と

外から抑えられたら、

頭は、活発に動けなくなります。

 

別の子ですが、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:805 \\ - \: 187 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 1000 \\ - \:\:\:123 \\ \hline \end{array} }} \\ のひき算を、

正しくできていると思って計算したのに、

「×」が付いたら、

顔じゅうで不快を表して、

動作もぶすっとしていいのです。

 

こうするのが、子どもの地です。

 

地を出せる伸びやかな雰囲気で、

学べるようにします。

 

伸びやかな雰囲気にする簡単な方法は、

「計算しているのかどうか?」や、

「ミスを正すために解き直しているのかどうか?」だけに、

狭く絞って見ることです。

 

そして、

計算できていないようであれば、

計算をこちらが実況中継して見せて、

あるいは、

ミスを正すための解き直しができていないようであれば、

こちらが解き直しの実況中継を見せます。

 

こうすれば、

伸びやかな雰囲気で、

その子らしい地を出せる環境になって、

子どもの育ち方が加速されます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -213)、(+-  {\normalsize {α}} -133)、(分数  {\normalsize {α}} -072)