6+8=、4+6=、9+5=、7+5=、8+8=、
4+8=、6+5=、7+9=、8+5=、4+4=、
5+7=、8+7=、9+6=、4+7=、5+6=、
8+4=、7+7=、5+4=、8+6=、7+8=、
5+5=、7+6=、9+8=、7+4=、6+7=。
このようなたし算を、
指で数えて計算する子です。
6+8= の 6 を見て、
次の 7 から、
+8 の 8 回、
7、8、9、10、11、12、13、14 と、
指を折って数えます。
そして、
6+8=14 と書く子です。
8 回、確実に数えるために、
指を折って数えます。
この 1 けたのたし算が、
算数や数学の基礎です。
1+1= 、2+1= 、3+1= 、・・・、
・・・、7+9= 、8+9= 、9+9= の
81 種類のたし算です。
この 81 種類のたし算の発達段階は、
大きく 3 つです。
① 指で数えて、答えを出せるレベル。
② 問題を見たら、答えが浮かぶレベル。
③ 25問を、20秒以下で計算できるレベル。
この 3 つです。
この子は、
① の発達段階のレベルです。
指で数えて答えを出すことができます。
② のレベルになれば、
たし算の後の
ひき算や、かけ算や、わり算を、
楽に習うことができます。
③ のレベルになれば、
分数でつまずくことがなくなります。
ここでは、
この子が、
② のレベルになるための練習を紹介します。
毎日、10分間、
100問のたし算を計算します。
これだけで、
指で数えるたし算の指が、取れて、
② のレベルになります。
でも、
毎日、10分間、
たし算の練習をすることは、
思っている以上に大変です。
途中で集中が切れます。
気が乗らない日もあります。
このようなとき、
こちらが計算してしまう実況中継で手伝います。
9+5= の 9 を示して、
「く」と声に出して読み、
5 を示して、
指を折りながら、
「じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん、じゅうし」と、
5回数えて、
答え 14 を出します。
3 ~ 4 問手伝って、
子どもの計算を応援します。
子どもの気が乗らないような日は、
1 回に、3 ~ 4 問の手伝いを、
5 回、10 回と繰り返します。
手伝うこちらも、
10分間だけですから、
時間を捻出して、
手伝ってしまいます。
毎日、10分間、
100問のたし算を、
指で数えて計算するだけです。
指が取れます。
そして、
② のレベルになり、
9+6= を見たら、
答え 15 が浮かぶようになります。
(基本 -255)、(+- -162)