14-12= の計算と、
14-2= の計算を
区別ができないようです。
この子は、
少し考えてから、
計算の仕方を聞きます。
とてもいいことです。
計算を練習する目的は、
できるようになることです。
少し考えて、
計算の仕方を思い付かなければ、
聞けばいいのです。
計算の仕方を聞いて、
そして、
計算できるようになればいいのです。
計算の仕方を質問する前に、
「聞いてもいいのかな・・」や、
「自分で考えなさいと言われて、
教えてもらえないのだろうか・・」のように、
アレコレと迷っています。
このような迷いを乗り越えて、
「聞いてできるようになりなさい」と促す
内面の声に、背中を押されて、
この子は、
14-12= と、
14-2= の計算の仕方を聞きます。
内面の迷いを乗り越えて、
こちらに、
計算の仕方を質問した勇気を認めてから、
この子に計算の仕方を教えます。
すぐに、
こちらの計算の仕方を実況中継します。
計算の仕方を見せるだけにするから、
子どもは、
「よかった、教えてもらえる」と安心して、
こちらの計算を見て聞くことに集中できます。
14-12= の
14 の 4 と、12 の2 を順に示しながら、
「4-2=2」と計算して、
= の右を示して、
「に(2)」です。
こちらの計算の実況中継を見て聞いた子は、
内面の声に、
「に(2)」を書くように促されて、
14-12=2 と書きます。
続いて、
14-2= の
14 の 1 を隠して、
14 の 4 が見えるようにしてから、
「4-2=2」と計算します。
そしてすぐに、
隠していた 14 の 1 を見せて、
「じゅうに(12)」です。
答えを書くように誘う内面の声に促されて、
14-2=12 と、
この子は書きます。
この 2 問で、
「そうか、分かった」と、
計算の仕方を納得できれば、
ひき算を計算できます。
納得できなければ、
また聞くことができます。
1 度、
計算の仕方を質問して、
教えてもらえていますから、
次も聞くことができます。
計算の仕方を思い付かなければ、
質問して、
教えてもらって、
計算できるようになることは、
子どもには、意外と難しいことです。
(基本 -272)、(+- -174)