2021年01月23日(土)~2021年01月29日(金)のダイジェスト。

21年01月23日(土)

 

約分の計算の仕方を教えます。

 

自力で計算できて、

慣れると速く計算できるようになる方法です。

 

例えば、

約数を探す順番を、

2 で割れるかどうか?

3 はどうか?

5 ではどうか?

7 はどうか?

このように決めておくやり方です。

 

 

21年01月24日(日)

 

連立方程式の解き方:

消去法と代入法に慣れた子に、

1 つの連立方程式を、

消去法と代入法の 2 つの方法で解かせた後、

「どっちがいい?」と聞きます。

 

例えば、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}2x+5y=x-2y-6\\8x+y=5x-y+1\end{array}\right.\end{eqnarray}} を、

消去法で解いた子に、

代入法でも解かせます。

 

消去法と、代入法で解いた後、

「どっちがいい?」と、子どもに聞きます。

 

あるいは、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}y=3x-1\\5x-y=5\end{array}\right.\end{eqnarray}} を、

代入法で解いた子に、

消去法でも解かせます。

 

それから、

「どっちがいい?」と、子どもに聞きます。

 

 

21年01月25日(月)

 

連立方程式の計算や、

仮分数を帯分数に変える計算で、

1 つの問題を、2 つの方法で計算した後、

「どっちがいい?」と聞きます。

 

計算の流れの好みで、子どもは選びます。

 

例えば、

仮分数  {\Large\frac{27}{6}} を、

帯分数に変える計算です。

 

1 つの方法は、

帯分数に変えてから、

約分する  {\Large\frac{27}{6}}=4 {\Large\frac{3}{6}}=4 {\Large\frac{1}{2}} です。

 

もう 1 つの方法は、

約分してから、

帯分数に変える  {\Large\frac{27}{6}} {\Large\frac{9}{2}}=4 {\Large\frac{1}{2}} です。

 

計算の流れが少し違います。

どちらかを選ぶとき、

子どもの好みが出ます。

 

 

21年01月26日(火)

 

たし算の指を取るには、

子どもの内面の育ちが必要です。

 

やればできることをやってしまう主体性や、

「たし算を練習する」と、先に決めることや

大事なことを先にしてしまう優先順位のような、

子どもの内面の育ちです。

 

内面は、

少しずつ、

ユックリと育ちます。

 

 

21年01月27日(水)

 

小学校の算数のひき算は、

5-3= のように、

左から右を引きます。

 

中学の数学で、

3-5= のように、

右から左を引くひき算も習います。

 

3-5= を筆算で書くと、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\:\: 3 \\ -\: 5 \\ \hline \end{array} }} \\ です。

 

下の 5 から、上の 3 を見て、

5-3=2 と計算して、

マイナス(-)を付けて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3 \\ -\: 5\\ \hline \:-\:2\end{array} }} \\ のような計算です。

 

右から左を引くひき算 3-5= に、

子どもは戸惑います。

 

このような時、

計算をリードして答えを出す手伝いを続けます。

 

 

21年01月28日(木)

 

「ユックリと正しく」の

「正しく」への意識が強過ぎることや、

「分からない」の口癖が、

子どもの育ちを抑えることがあります。

 

計算をリードして、

育ちを抑える習慣を弱くします。

 

 

21年01月29日(金)

 

シンプルな質問:「どうする?」を、

子どもは心の中で、

自分に問い掛けることで、

複雑で難しそうな連立方程式

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}0.6y-0.2x=1\\1.8y-0.5x=4\end{array}\right.\end{eqnarray}} を、

確実に解くことができます。