の 3番目の式を、
-y+z=-4 から、
0x-y+z=-4 に書き換えます。
これだけのことで、
に変わり、
見慣れた 3元1次連立方程式に変わります。
さて、
文字の欠けた2元1次連立方程式の
のような問題で、
「欠けている」を、
「係数 0 」と理解させようとします。
そして、
文字の欠けた 3元1次連立方程式のように、
と書き換えさせたとします。
すると、
「無駄なことを・・・」と、
少し気の利いた子から嫌がられます。
の 2番目の式、
y=-3 を、
1番目の式 x-3y=10 に代入すれば、
x+9=10 から、
x=1 と、簡単に求まります。
と書き換えることが、
無駄な遠回りに、
気の利いた子には見えてしまいます。
やはり、
「欠けている」を、
「係数 0 」と理解させて、
「なるほど・・・」と感じさせることができるのは、
3元1次連立方程式の
からです。
2元1次連立方程式
でしたら、
代入して計算した方が、
簡単です。
実は、
もっと前の分数のひき算でしたら、
「欠けている」を、
「分子 0 」と理解させれば、
「なるほど・・・」となるのですが、
子どもには、唐突すぎます。
例えば、
4-= のような
整数から分数を引くひき算で、
4-
= と書き換えさせるだけで、
分数から分数を引くひき算に変わります。
そうなのですが、
分数 を、
このレベルの子どもに教えても、
受け入れることが難しいようです。
唐突すぎるようです。
やはり、
3元1次連立方程式
で、
「欠けている」を、
「係数 0 」と理解させるまで、
子どもの学力が高まるのを待つべきです。
(基本 -838)、(分数
-361)