答えの分数に、棒が抜けています。でも、数字は合っています。だから、「棒」とだけ言うリードで、棒を書き加えさせます。

 {\Large\frac{22}{5}}=4\begin{matrix}2\\5\end{matrix}   や、 {\Large\frac{19}{4}}=4\begin{matrix}3\\4\end{matrix}   のように、

分数の棒    {\Large\frac{\:\:\:}{\:\:\:}}   が、

書いてない答えです。

 

仮分数   {\Large\frac{22}{5}}=  を、

帯分数  4 {\Large\frac{2}{5}}  に書き換える問題で、

\begin{matrix}2\\5\end{matrix}  を答えにしています。

 

分数の棒    {\Large\frac{\:\:\:}{\:\:\:}}   を書くように、

教えます。

 

 

この子の答え  4\begin{matrix}2\\5\end{matrix}  は、

普通に書けば、4 {\Large\frac{2}{5}}  です。

 

分数の棒    {\Large\frac{\:\:\:}{\:\:\:}}   がないだけなのですが、

とても変わって見えます。

 

だから、

ネガティブに見てしまう危険があります。

 

 

見慣れない書き方をしていますから、

「棒がない」と、

目に付いてしまいますが、

意識して、

もっと多くのことを見るようにします。

 

すると、

この子の答え  4\begin{matrix}2\\5\end{matrix}  は、

 {\Large\frac{22}{5}}=  から、

22÷5=4・・・2 と割って、

わり算の答え 4 を、

分数の整数部分に書いて、

あまり 2 を分子に書いて、

分母 5 は、問題   {\Large\frac{22}{5}}=  と同じですから、

正しくできていることに気付きます。

 

ただ、

分数の棒    {\Large\frac{\:\:\:}{\:\:\:}}   を書いていないだけです。

 

と、

ここまでハッキリとします。

 

 

ですから、

この子に教えることを、

分数の棒    {\Large\frac{\:\:\:}{\:\:\:}}   を、

書き加えさせるだけと、

狭く絞ることができます。

 

こう決めることで、

「正しくできている」とこの子を認めて、

 {\Large\frac{22}{5}}=4\begin{matrix}2\\5\end{matrix}   の答えの 2 と 5 の間を示して、

「棒、書いて」とだけリードします。

 

これで子どもは、

心の中で、「あっ」となり、

自分の答え  4\begin{matrix}2\\5\end{matrix}  を、

 {\Large\frac{2}{5}}  のように書き換えます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -837)、(分数  {\normalsize {α}} -360)