集中が切れます。
そして、ボ~ッとしています。
「まただ!」、
「このところ、集中がよく切れる・・」と、
こちらは思ってしまいます。
8+4=、7+7=、5+4=、8+6=、7+8=、
5+5=、7+6=、9+8=、7+4=、6+7= のような
1 けた+1 けたを、
50~100 問計算する子です。
計算の仕方は、
指で数える方法です。
8+4= の 8 を見て、
次の 9 から、
+4 の 4 回、
9、10、11、12 と指を折って数えます。
計算に慣れていて、
楽にスラスラと計算できるのですが、
50~100 問を終えるまで、
5 回、10 回と集中が切れます。
どうしても、
「まただ!」と、
子どもをネガティブに見てしまいます。
集中して計算してしまえば、
5 分前後で終わるだけの計算力があるのですから、
5 回、10 回と集中が切れれば、
ネガティブに見てしまうのが自然です。
でも、
子どものことです。
子どもの振る舞い方を見て、
どのように受け止めるのかが、
こちらのことです。
そして、
受け止め方は、
子どもとは無関係に、
こちらが自由に選ぶことができます。
「まただ!」と受け止めるのは、
このような受け止め方を選んだからです。
「頑張っている!」と受け止めてもいいのです。
こちらの
選び方次第なのです。
8+4= や、
7+7= や、
5+4= を、
指で数えて計算できるのに、
それでも練習するのですから、
「まだ知らない何かができるようになるためだろう・・」と、
子どもは、
子ども時代特有の無意識の知恵で感じています。
しかも、
「まだ知らない何か」は、
子どもには、
正体の見えないプレッシャーです。
と、
このように子どものしていることを理解できれば、
「頑張っている!」と、
無理なく受け止めることができます。
その上、
とても不思議なことですが、
何回も集中を切らせる子どもを、
こちらが、
「まただ!」と受け止めるのか、
「頑張っている!」と受け止めるのかを、
子どもは、敏感に察知しています。
ですから、
とても怖いことに、
「まただ!」と受け止めると、
子どもに嫌われますから、
子どもとの人間関係が悪くなります。
もちろん、
「頑張っている!」と受け止めれば、
子どもとの人間関係は良くなります。
(基本 -352)、(+- -224)