2021年04月10日(土)~2021年04月16日(金)のダイジェスト。

21年04月10日(土)

 

子どもが自ら計算して

答えを出すことでしか学べないことがあります。

 

計算することで、

子どもは、それを学びます。

 

例えば、

6+8= の数える計算を、

自力で行うために、

自分をコントロールします。

 

自分のコントロールの仕方は、

数える計算で、

6+8= の答え 14 を出すことで、

学ぶことができます。

 

このように、

計算したから学べることがあります。

 

 

21年04月11日(日)

 

30×47= を、

筆算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  30 \\ \:\:\:\times  \: 47 \\ \hline \end{array}  }}\\ にしないで、

このまま計算させます。

 

するとこの子は、

30×47=12210 と計算します。

間違えています。

 

20~30 秒くらいの

計算し直す実況中継を見せて、

30×47=1410 と正します。

 

 

21年04月12日(月)

 

たし算・ひき算・かけ算(九九)・わり算の答えが、

自動的に出る感覚があります。

 

7+8= を見たら、答え 15 が、

11-4= を見たら、答え 7 が、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  64 \\ \:\times  \:\:\: 7 \\ \hline \end{array}  }}\\ の 7 と 4 を見たら、答え 28 が、

7 と 6 を見たら、答え 42 が、

18÷2= を見たら、答え 9 が浮かぶ感覚です。

 

これだけではなくて、

分数の約分の約数や、

たし算の共通分母が、

自動的に出る感覚もあります。

 

例えば、

 {\Large\frac{36}{48}}= を見たら、約数 12 が、

 {\Large\frac{5}{12}} {\Large\frac{3}{16}}= を見たら、

共通分母 48 が浮かぶ感覚です。

 

 

21年04月13日(火)

 

8+6= を見たら、

答え 14 が出る感覚を持つプロセスに類似させれば、

 {\Large\frac{5}{12}} {\Large\frac{3}{16}}= の 2 つの分母、

12 と 16 の共通分母 48 が出る感覚を

持つことができます。

 

この感覚を持つと、

2 つの分母、12 と 16 を見たら、

共通分母 48 が、

自動的に出ますから、

分数のたし算の計算が楽になります。

 

 

21年04月14日(水)

 

たし算やひき算の計算の答えや、

約分の約数や、

分数のたし算の共通分母を出す感覚は、

持った後、

ずっと使うことができます。

 

感覚を持った後、

10 年後や、20 年後に、

「忘れて、計算できない」とはなりません。

 

また、

感覚は、応用できます。

 

例えば、

 {\Large\frac{1}{2}} {\Large\frac{1}{3}} {\Large\frac{1}{7}}= のような

3 つの分数のたし算の共通分母 42 を、

共通分母を出す感覚を、

2 回使えば出すことができます。

 

 

21年04月15日(木)

 

整数から分数を引きます。

1- {\Large\frac{3}{5}}= や、4- {\Large\frac{2}{7}}= です。

 

定着しにくい計算です。

 

子どもから、

計算の仕方を聞かれたら、

計算だけをズバリ教えます。

 

1- {\Large\frac{3}{5}}= の 1 の真下の余白に、

 {\Large\frac{5}{5}} と書くだけの教え方です。

 

 

21年04月16日(金)

 

口を動かして、

声に出して、

「いち、に、さん、し、ご、・・」と、

数唱を唱えているこちら自身を見せます。

 

すると子どもは、

数唱を唱えているこちらを見て、

こちらと同じように、

「いち、に、さん、し、ご、・・」と、

数唱を唱える自分になろうとします。