-÷{(- )÷ }= で、
中かっこ { } を無視したために、
間違えています。
-÷{(- )÷ }= を、
-÷(- )÷= のように、
中かっこ { } を無視しています。
そして、
-÷(- )÷=
××=
××=
=
5 と計算しています。
中かっこ { } を無視しないで、
計算します。
すると、
-÷{(- )÷ }= の
中かっこ { } の中 (- )÷ が先です。
計算します。
(- )÷=
-÷=
-×=
-×=
- です。
-÷{(- )÷ }= の
2 番目の計算は、
-÷ の ÷ ですから、
中かっこ { } の中の計算、
(- )÷= の答えを、
仮分数 - のままにします。
そして、
2 番目の計算をします。
計算は、
-÷(- )= です。
計算します。
-÷(- )=
×=
×=
です。
中かっこ { } を無視した答え 5 と、
この答え は、
かなり違います。
さて、
この子は、
中かっこ { } を無視していることに、
気付いていませんから、
自力で直せないようです。
だから、
中かっこ { } を無視していることに、
気付いてほしくて、
計算順を決めることから、
教えます。
教え方は、
こちらの計算を見せる実況中継です。
-÷{(- )÷ }= の
中かっこ { } の中の ÷ を示して、
「これ」、
左の ÷ を示して、
「これ」です。
これだけのリードで、
計算順を決めたことを
教えています。
でも子どもは、
まだ、
中かっこ { } を無視したことに気付きません。
こちらの計算の実況中継を続けます。
{(- )÷ } の ÷ を示して、
「これ、ここ」と、
子どもの計算の近くの余白を示します。
計算自体を、
ここに書くと長くなりますから、
省略しますが、
-÷{(- )÷ }= の
中かっこ { } の中の
(- )÷ を、
左から順に示しながら、
「かっこ」、「マイナス」、
を示して、「これ」・・のように、
実況中継して、
子どもが、
(- )÷= を書くリードをします。
この続きの計算も
こちらの実況中継を見せて、
答え - を出します。
続いて、
-÷{(- )÷ }= の
左の ÷ の計算を
同じように実況中継して、
-÷(- )= の答え を出します。
ここまで、
実況中継したら、
教え終わります。
こちらが、
突然、教え終わることで、
子どもは、
残っている自分の書いた間違った答えを見て、
中かっこ { } を無視していたことに気付きます。
言葉で、
「中かっこ { } を無視していました」と、
教えたくなりますが、
子ども自身の発見に任せます。
中かっこ { } を無視していたことを、
自力で発見した方が、
発見の喜びがありますから、
印象が強くなります。
(基本 -446)、(分数 -177)