2021年05月08日(土)~2021年05月14日(金)のダイジェスト。

21年05月08日(土)

 

分子と分母が、

同じ数の分数  {\Large\frac{2}{2}}= を、

 {\Large\frac{2}{2}}=1 と計算できます。

 

数が、

文字に変わって、

分子と分母が、

同じ文字の分数式  {\Large\frac{m}{m}}= になると、

 {\Large\frac{m}{m}}=0 とする子がいます。

 

 {\Large\frac{m}{m}}=0 の 0 を示して、

「ここ、1」と言うだけの教え方がお勧めです。

 

 

21年05月09日(日)

 

計算問題を解いている最中だから、

育てることができる習慣があります。

 

ほとんど意識されることのない習慣を、

5 つ列挙します。

 

「計算練習を始めると決めたら、

計算問題を出して、

鉛筆と消しゴムを出して、

1 分もしないで、

1 問目の問題に取り掛かります」。

 

「計算練習が終わるまでの時間を、

このくらい掛かるだろう・・と

先に見込んでから、

計算し始めます」。

 

「計算し始めたら、

終わるまで、

計算してしまいます」。

(最後まで、計算に集中します)

 

「計算するとき、

できる・わかる・解けると先に決めています」。

 

「難しさを感じたら、

どのように計算するのかを、

自分が自分に聞くようにして、

計算の仕方を思い付かなければ、

どこの計算の仕方を

教えてほしいのかを決めてから、

聞きます」。

 

 

21年05月10日(月)

 

約分の問題で、

1 回で約分できる約数が、

2 けたになることがあります。

 

例えば、

 {\Large\frac{36}{48}}= は、12 で、

 {\Large\frac{26}{65}}= は、13 で、

 {\Large\frac{42}{70}}= は、14 で約分できます。

 

分数の計算は、

分母や分子に、2 けたの数が、

よく出ますから、

慣れるようにします。

 

 

21年05月11日(火)

 

7+5= を見たら、

答え 12 が出るようになってすぐは、

大きな変化が自分に起こったと、

子どもは気付かないようです。

 

少しリードすれば、

実感させることができます。

 

 

21年05月12日(水)

 

連立方程式の解き方の代入法は、

「なじむ」まで時間のかかる子がいます。

 

代入法は、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}y=x+3\\x+y=1\end{array}\right.\end{eqnarray}} の、

1 番目の式 y=x+3 の x+3 を、

2 番目の式 x+y=1 の y に、

x+(x+3)=1 のように代入して

解く方法です。

 

「なじむ」や、

「なじめない」は感情です。

 

感情ですから、

理屈で説明しても解決が難しい問題です。

 

子どもに、

寄り添うような感情的な対応をします。

 

 

21年05月13日(木)

 

分母を 4 で、

分子を 2 で割ったために、

約分  {\Large\frac{8}{12}}= の答えが、

仮分数  {\Large\frac{4}{3}} になります。

 

しかも、

仮分数  {\Large\frac{4}{3}} を、

帯分数 1 {\Large\frac{1}{3}} に変えています。

 

自力で直すのが難しいミスです。

子どもの間違えた答えを、

中心にして教えます。

 

 

21年05月14日(金)

 

正負の数の累乗  {\normalsize {(-2)^{4}}} が、

計算の一部分  {\normalsize {(-2)^{4}÷(-2)}} になっていると、

- の個数を数えて、

答えの符号を決めるとき、

式の形を正確に

見ることができない子がいます。

 

こちらが、

何を見て、

どうしているのかを実況中継すれば、

式の形の見方を手伝うことができます。