2021年07月24日(土)~2021年07月30日(金)のダイジェスト。

21年07月24日(土)

 

少し難しい筆算のひき算  {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:203 \\ - \:\:\:\: 26 \\ \hline \end{array} }} \\

計算の仕方を説明されて、

理解できたら、

「なるほど!」となります。

 

「入れる学び」の「なるほど!」です。

 

自力で正しい答えを計算できたときも、

「なるほど!」となります。

 

「出す学び」の「なるほど!」です。

 

2 つの「なるほど!」が違うことに、

子どもは気が付いています。

 

こちらが、

教えるとき、

「入れる学び」の「なるほど!」と、

「出す学び」の「なるほど!」が、

混ざらないように注意します。

 

 

21年07月25日(日)

 

計算の仕方は、

それ以前の積み重ねで、

スピードがありません。

 

実際の計算は、

それ以前の積み重ねのように見えるだけで、

必ずしもそうではありません。

 

そして、

スピードがあります。

 

なお、

計算スピードが遅いと、

落ちこぼれるリスクが高くなります。

 

 

21年07月26日(月)

 

分数のたし算の後に、

約分をする計算問題

 {\Large\frac{1}{6}} {\Large\frac{1}{6}} {\Large\frac{2}{6}} {\Large\frac{1}{3}} です。

 

正しくできた子に、

「どうやったの?」と聞きます。

 

自分がした計算を

言葉にさせる「出す学び」です。

 

単語を並べただけの説明で十分です。

 

 

21年07月27日(火)

 

分数のかけ算の計算は、

分子同士と、

分母同士を掛けることが基本です。

 

そして、

帯分数があれば、

仮分数に変えます。

途中約分ができれば、

約分します。

これはオプションです。

 

このように理解できている子です。

 

でも分数の計算では、

答えの「出し方」が乱れて、

この通りにできないことが、

よく起こります。

 

例えば、

 {\Large\frac{1}{2}}× {\Large\frac{1}{3}} {\Large\frac{3}{6}}× {\Large\frac{2}{6}}=・・ のような計算です。

たし算のように、通分しています。

 

思っていることと、

やっていることが、

バラバラになっています。

 

 

21年07月28日(水)

 

不等式 2x>-8 を解いて、

x<-4 と間違えた子をリードします。

 

割った数 2 の符号が、

プラスであることに気付かせるリードです。

 

こうすれば、

この後の不等式の計算で、

割る数の符号を意識するようになります。

 

 

21年07月29日(木)

 

繰り下がりのある筆算のひき算は、

同じようなパターンを繰り返す計算です。

 

例えば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:435 \\ - \: 267 \\ \hline \end{array} }} \\ の一の位のひき算で、

5-7= の計算をできないとき、

5 の前に、1 を付けて、

15-7=8 と計算するパターンです。

 

同じようなパターンを繰り返すだけですから、

子どもはどの子も、

計算することができます。

 

でも、

とても癖の強いパターンもあります。

 

 

21年07月30日(金)

 

繰り下がりのある筆算のひき算の

計算の仕方を理解するとき、

理解を助ける言葉が必要です。

 

「引けない」、「1借りる」、「1 貸す」

のような言葉です。

 

実際に計算して答えを出すとき、

言葉は不要です。

 

理解と、

実際の計算を、

子どもが、

混同しないように注意して教えます。