=
や、
=
と約分できた子に、
それぞれ、
「何で割った?」と聞き始めたら、
「数字!」と、
即答する子です。
「何で割った?」と聞いたこちらが、
ここまでの意外な答えに、
「確かに、数字なのだが・・」と、
思考停止状態になり、
ニヤリと笑うしかなくなります。
でも、
一瞬後に気を取り戻して、
計算した子に、
自分がした計算を言葉にさせます。
計算の答えではなくて、
自分がした計算を表現させるのですが、
これも、
「出す学び」です。
何かを入れる「入れる学び」ではありません。
ですから、
「何で割った?」に、
「数字!」と即答する子に、
「数字は、何?」と、
自分がした計算を
より正確な言葉にするように
リードします。
こうすれば、
この子は、
=
は、4 で、
=
は、6 で割ったことを、
言葉にして、
答えてくれます。
ただこれだけのことなのですが、
実は、
この一手間が、
この子の育ちを支えます。
さて実は、
素数という言葉で説明していませんが、
約分の割る数に、
2 、3 、5 、7 を指定して、
2 から順に試すように教えています。
この通りにすると、
= の約分は、
2 で割って、
=
と計算します。
それなのに、
この子は、
2 、3 、5 、7 の約数のリストにはない
4 で約分しています。
「よく気が付いた」ことですから、
「何で割った?」で、
割った数を意識させようとしています。
こちらが教えたリスト、
2 、3 、5 、7 に、
この子は、
4 や、6 を加えています。
(基本 -534)、(分数
-225)