は、
繰り下がりのある筆算のひき算です。
この計算が初めての子に、
こちらの計算の実況中継を見せます。
さて、
このような場面を、
ほんの少し深く考えます。
こちらが、
自分の計算の実況中継を見せます。
子どもは、
こちらの計算の実況中継を見ます。
このような関係ですから、
普通に見たら、
こちらが、
子どもに教えていることになります。
とても変わった考え方ですが、
こちらは、
自分の計算の実況中継を、
子どもに見せることで、
子どもから、
こちらの計算を評価されている・・と、
見ることも可能です。
とても変わっていますが、
この考え方であれば、
子どもは先生役で、
こちらが見せる計算を評価しています。
こちらは生徒役で、
子どもに、
自分が見せる計算を
評価してもらっています。
実は、
計算の実況中継を見せるリードは、
こちらが生徒役で、
子どもが先生役と見る方が、
意外だと思われるでしょうが、
子どもの学びが早くて深いのです。
こちらは、
先生役ではなくて、
生徒役ですから、
先生役の子どもに、
こちらが見せる実況中継の計算を
押し付けよう・・などと少しも思いません。
「先生・・」、
「先生の前で、
私の計算をやって見せます」、
「どうか、評価していただけますか?」と、
このような感じになります。
そして、
以下のような実際の実況中継を見せます。
の 3 と 1 を隠して、
「2-5、引けない」、
「12-5=7」、
5 の真下を示して、
「ここ」です。
こちらが見せる実況中継を、
先生役で評価していた子が、
こちらの計算を正しいと認めて、
と書きます。
続けて、
の 3 を示して、
「1 減って、2」、
3 の真下の 1 を示して、
「2-1=1」、
1 の真下を示して、
「ここ」です。
こちらが見せる実況中継を、
先生役で評価していた子が、
こちらの計算を正しいと認めて、
と書きます。
さて実は、
このように役割を理解すれば、
こちらは、
計算の仕方を、
「もうつかんでしまった」近未来の子に、
計算の仕方を見せていることになります。
(基本 -704)、(+- -379)