計算の仕方を聞く子の意識は、
聞いたとき、
自分自身にあります。
自分が計算しようとしているからです。
例えば、
= を、
「どうやるの?」と聞く子は、
聞いたその時、
自分が、自力で計算しようとしています。
でも、
自力で計算できないから、
「どうやるの?」です。
こちらに聞いていますが、
こちらを利用して、
自力で計算しようとしています。
この子の自力で計算しようとする気持ちを、
そのままにしておいて、
自力で計算できるような手伝いを、
こちらは心掛けます。
だから、
「どうやるの?」と聞いたこの子に、
問題 = を見てすぐ、
= を、
書くだけのリードをします。
例えば、
「かっこ」、
「に(2)」、
「プラス(+)」、
「ルート()」、
「に(2)」、
「あい( )」、
「かっこ」のようなリードです。
すると、
子どもから、
「どうやるの?」と聞かれた後、
4~5秒後には、
こちらのリードで、子どもは、
=
= と書き終わります。
もちろん、
子どもは、
自力で計算しようとする気持ちのままです。
だから自然に、
「分かった」となり、
自力で、続きを計算し始めます。
(基本 -717)、(分数 -309)