年長の子の計算の仕方です
12+7= の 1 を、
自分の左手の親指で、
左から隠します。
一瞬そうしてから、
12+7=19 と書きます。
2~3秒の短時間です。
この子に、
こちらの計算の実況中継を見せて、
12+7= の答えの出し方を教えています。
ペンの背で、
子どもに縦に向けて、
12+7= の 1 を隠して、
「に足すしち、く(2+7=9)」と足して、
ペンの背を、
子どもから離すように上の方に引いて、
「じゅうく(19)」とリードして、
= の右を示して、
「ここ」です。
見ていた子は、
12+7=19 と書いて、
「隠してから足している・・・」のように、
何となく理解します。
そして、
この子が自力で、
12+7= の答えを出すとき、
自分の左手の親指で、
左から隠して計算します。
これがこの子が、
自分に取り込んだ計算の仕方です。
自分の左手の親指で、
左から隠します。
こちらが、
この子の計算のスピードを、
少し速くするためにリードするとき、
この子の計算の仕方を、
まったく同じようにまねします。
12+7= の 1 を、
この子の上の方からではなくて、
左から隠します。
この子と同じように、
こちらの左手の親指で、
左から隠します。
こうすると、
この子とまったく同じ計算の仕方ですから、
この子に少しも違和感がなく、
答えを出すスピードを、
こちらのリードに合わせて、
速くすることに集中できます。
もちろん、
こちらは真剣です。
この子には慣れた計算の仕方ですが、
こちらは不慣れです。
この不慣れな計算の仕方
つまり、こちらの左手の親指で、
12+7= の 1 を隠して、
この子が答えを出すスピードよりも
速く答えを出すのですから、
本気になって真剣にまねしないとできません。
(基本 -849)、(+- -456)