を、
と計算できる子です。
それなのに、
は、
のように答えます。
この子の答えに、
千の位の 1 を、
のように書くだけで、
正しい答えになります。
この子の答え を
残したまま、
問題 だけを見て、リードして、
計算し直します。
正しい答えを出せないこの子にできることは、
計算し直すことです。
間違えている箇所を探させようとしても、
書いてある答えは全て正しいのですから、
間違えてはいないために、
探しようがないのです。
ただ、
千の位の 1 が書いてないだけですから、
このミスを探すことは、
難しすぎます。
書き忘れのミスをしても、
答えを出した子です。
もう一度、計算し直すことならば、
確実にできることです。
次のような実例で、
計算のし直しをリードします。
の一の位の 6 と 8 を示して、
「6+8=14」、
この子の答えの一の位の 4 を示して、
「合っている」と認めてから、
「指、1」とリードします。
続いて、
の十の位の 7 と 4 を示して、
「7+4=11」、
この子が指に取った 1 を触って、
「1 増えて、12」、
この子の答えの十の位の 2 を示して、
「合っている」と認めてから、
「指、1」とリードします。
そして、
の百の位の 3 と 8 を示して、
「3+8=11」、
この子が指に取った 1 を触って、
「1 増えて、12」、
この子の答えの百の位の 2 を示して、
「合っている」と認めてから、
その左隣(千の位)の余白を示して、
「ここ、1」とリードします。
リードされた子は、
自分がした計算ですから、
の計算のし直しを、
心の中で行っていて、
だから、
「あっ、そうか」、
「1 を書くのか・・・」のように捉えて、
と書きます。
このように計算し直す教え方をされた子は、
自分の計算 が、
正しくできていたことを知って、
ただ、1 を書けばよかったことを、
「そうか、書いてしまうのか・・・」と納得します。
(基本 -882)、(+- -470)