単項式のわり算を含む乗除は、「最初が、上」/「× の次は、上」/「÷ の次は、下」のルールで、分数に書き換えます。書き換えるスキルを育てることで、その自然な結果、使い方に慣れます。

単項式の乗除の計算です。

 

÷ が、1つでもあれば、

全体を分数に書き換えてから、

途中約分をして、

計算します。

 

分数に書き換えた後は、

簡単な計算になります。

 

 

分数に書き換えるルールは、

とてもシンプルです。

 

「最初が、上」、

「× の次は、上」、

「÷ の次は、下」です。

 

これだけのルールです。

 

 

このようにシンプルなルールであっても、

使い慣れるまでは、

意識して、自分を育てます。

 

ですが、

自分を育てる態度は、

教えることが難しくて、

育つまで時間が掛かります。

 

例えば、

5a÷5=  や、

3x÷x=  の計算で、

分数に書き換えるルールを使って、

使い慣れるように、

子どもが、自分自身を育てます。

 

計算のスキルを育てているのではないのです。

 

シンプルなルールに、

使い慣れる自分を育てています。

 

 

実際に、

シンプルなルールを使ってみます。

 

15a÷5=  でしたら、

「最初が、上」、

「× の次は、上」、

「÷ の次は、下」のルールから、

最初の 15a は、上で、

÷ の次の 5 は、下です。

 

すると、

 {\Large\frac{15a}{5}}  の分数に書き換わります。

 

3x÷x=  でしたら、

最初の 3x は、上で、

÷ の次の x は、下です。

 

ですから、

 {\Large\frac{3x}{x}}  と書き換わります。

 

 

シンプルなルールへの慣れを、

5a÷5=  や、

3x÷x=  の計算を利用して、

育てています。

 

もちろん、

育てることが可能なのは、

5a÷5= {\Large\frac{15a}{5}}  や、

3x÷x= {\Large\frac{3x}{x}}  と分数に書き換えるスキルです。

 

スキルが育つと、

その自然な結果として、

この子は、

シンプルなルールを使い慣れています。

 

(基本 {\normalsize {α}} -907)、(分数  {\normalsize {α}} -392)