分数のたし算 += の前で、
金縛り状態の子です。
このような子を見ると、
普通は、
問題が難しいのかなぁ・・・と考えます。
そして、
この子に理解されるような教え方を
アレコレと思案します。
少しだけ普通ではないのですが、
この子が、
「金縛り状態」を選んだ結果、
金縛りになっていると考えることもできます。
計算問題 += に、
この子を「金縛り状態」にする力がありません。
計算問題は、
ただの計算問題です。
人間の子どもをコントロールして、
その子を「金縛り状態」にすることなど
計算問題自体には、できません。
この子を「金縛り状態」にできるのは、
この子だけなのです。
他の誰も、
他の何も、
この子を「金縛り状態」にできないのです。
ですから、
たし算 += を前にして、
「金縛り状態」になっている子は、
「自分が選んで、そうしていること」に、
気付くチャンスです。
自分が、「金縛り状態」になることを選び、
そして、
「金縛り状態」になっていることに、
気付かせることは、重要です。
気付かせることは、
とても難しいことですが、
重要です。
自分が、自分自身をリードしていることに、
気付かせる突破口になるからです。
+= の答えの出し方を教えて、
+=+== と、
答えを出すことも大事ですが、
「金縛り状態」になることを
自分が選んで、そうしていることに、
何となくであっても気付かせることは、
とても重要です。
そして、
自分が「金縛り状態」を選んだと、
気付かせる可能性がある教え方は、
こちらの答えの出し方を、
実況中継型リードで、見せることです。
答えを出すための計算だけを、
実況中継型リードで行いますから、
1~2分間の短時間で、
+=+== と、
書き終わります。
1~2分間の短時間で、
「金縛り状態」の問題から解放された子は、
「えっ、これだけのことだったの・・・」のような
驚きと共に、
「なぁんだ、もっと早く~~をすれば・・・」と、
何かを感じます。
(基本 -936)、(分数 -398)