7+6=、5+9=、8+3= のような
たし算 100問の宿題を計算している子です。
親が、
この子を手伝ったら、
宿題が短時間で終わるようにします。
このような手伝いであれば、
子どもは大歓迎です。
こうなるために、
親が手伝うとき、
2つの目標を持つようにします。
100問を、
5~10分で、終わらせます。
「えっ、もう終わったの?」、
「もっと、やりたい・・・」と、
思わせるようにします。
この 2つを目標にすることが、
お勧めです。
ですから、
教えません。
時間が長くなります。
5~10分で終わらなくなります。
手伝います。
当事者は、子どもです。
親は、傍観者なのです。
手伝うのです。
お勧めの手伝い方は、
子どもの計算の代行です。
親が、答えを出してしまいます。
代行します。
例えば、
数える計算の子でしたら、
7+6= の 7 を、親が示して、
「しち」と声に出して読み、
6 を示して、
8、9、10、11、12、13 と、
声に出して数えて、
= の右の余白を示して、
「じゅうさん(13)」と言います。
親に代行された子は、
7+6=13 と書きます。
そして、
「もう、できるから・・・」のようなことを、
言いますけれど、
代行を続けます。
5+9= の 5 を、親が示して、
「ご」と声に出して読み、
9 を示して、
6、7、8、9、10、11、12、13、14 と、
声に出して数えて、
= の右の余白を示して、
「じゅうし(14)」と言います。
代行された子は、
5+9=14 と書きます。
そして、
「できるって言っているのに・・・」と、
「できる」と自分で言うことで、
「できる」気持ちを強めています。
代行している親は、
心で、「しめしめ、いいぞ!」と、
子どもに気付かれないように、
ソッと喜びます。
代行を続けて、
8+3= の 8 を、親が示して、
「はち」と声に出して読み、
3 を示して、
9、10、11 と、
声に出して数えて、
= の右の余白を示して、
「じゅういち(11)」と言います。
代行された子は、
8+3=11 と書きます。
しぶとく、
「できるから!」と主張し始めたら、
相当強い「できる」気持ちですから、
代行をピタッとやめます。
(基本 -980)、(+- -520)