帯分数のひき算は、引けないために、引けるように工夫する問題もあれば、そのまま引くことができる問題もあります。今は、区別できません。でも、すぐに区別できるようになると、知っているようです。

3- {\Large\frac{2}{5}}=  と、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  の答えの出し方を、

区別できません。

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=  は、

このままでは計算できません。

 

3 を、

 {\Large\frac{5}{5}} に書き換えてから、計算します。

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=2 {\Large\frac{5}{5}} {\Large\frac{2}{5}}=2 {\Large\frac{3}{5}}  です。

 

 

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  は、

このまま計算できます。

 

8 から、4 を引きます。

8-4=4  です。

 

ですから、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=4 {\Large\frac{6}{11}}  です。

 

 

とてもうれしいことですが、

この子は、

区別できないことを気にしていません。

 

もちろん、

区別することを、

諦めているのではありません。

 

そうではなくて、

すぐに区別できるようになると

確信しているようです。

 

「今は、ハッキリと区別できない」、

「でも、今だけの話」、

「すぐに、区別できるようになる」、

「そして、正しい答えを出せるようになる」と、

自分の力を信じているようです。

 

しかも何となくの感じなのですが、

この子は、心の中に、

「できるようになった」近未来の自分自身を、

見ている感じがします。

 

 

言葉で説明することが難しい内容ですが、

この子は、

計算スキルを学んでいるだけではないことに

気が付いているようです。

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=  と、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  を、

ハッキリと区別できないのは今です。

 

でも、

今までのように、

数分後や、

数時間後や、

数日後のような短期間で、

ハッキリと区別できるようになることを、

確信しています。

 

何十回も、

混乱してから突き抜けることを

繰り返している体験から、

「今回も、今までのように・・・」と、

区別できないのは、

今だけであることを

知っているようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -984)、(分数  {\normalsize {α}} -419)