の計算を、
実況中継型リードで、教えます。
こちらが計算します。
本来、
頭の中だけで行われる無言の行為です。
7 と 4 を見て、
答え 11 を出して、
と書いて、
次に、1 足すつもりで覚えます。
無言です。
頭の中で話される内的言葉として、
話してもいません。
でも、
何も言わないで、
いきなり、 と書くことを、
子どもに見せても、
子どもは、何も学べないでしょう。
ですから、
7 と 4 を見ていることを、
7 と 4 を無言で、
ペン先で示すことで、
子どもに教えます。
そして、
「しち足すし、じゅういち」と、話すことで、
7 と 4 を見て、答え 11 を出したことを、
子どもに教えます。
それから、
の 4 の真下を示して、
「ここ、いち(1)」とリードすることで、
1 を書くことを教えます。
「ここ、いち(1)」と言うだけで、
「書いて」と促さなくても、
子どもは、
と書いてくれます。
また、
「指、いち(1)」とリードして、
子どもの指を、1本伸ばさせることで、
次に、足す準備をさせます。
次に、
の 3 と 2 を無言で、
ペン先で示して、
「さん足すに、ご」と、話して、
子どもが伸ばしている 1 を触って、
「いち(1)増えて、ろく(6)」、
の 2 の真下を示して、
「ここ」とリードします。
無言の行為の計算を、
このように正確に実況中継することで、
子どもに教えています。
「ここ」とリードされたら、
子どもは素直に、
と書きます。
このような教え方を、
初めて見て、
「答えを教えていいのですか?」と、
大多数の方が疑問に思います。
少数の方ですが、
「インプットするのですか?」のような
疑問をもつこともあるようです。
見ている方が、
その方の教え方を基準に、
このような実況中継型リードの教え方を見ます。
ですから、
自分の教え方に色濃く染まった見方になります。
「答えの出し方を、
実際にやってみせることで
教えているのですね?」のような
捉え方をする方は
とても少ないのも事実です。
でも、
子どもには、
喜ばれる教え方であることも、
また、事実です。
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