を自力で計算します。
そして、
と、正しくできたのに、
消してしまってから、
「分からない」と聞く子です。
計算は正しくできています。
でも、
学び方は、
間違えています。
を計算する目的は、
自力で答えを出せるようになることです。
ですから、
この子が自力で、
と書いたこと自体は、
目的に合っている正しい学び方です。
自力で答えを出したからです。
正しい学び方をしています。
でも、
答えが正しいことと、
学び方が正しいことは、
無関係です。
つまり、
と書いたことから、
この子の答えの出し方は、
「正しい答えを出す」出し方だと評価できます。
「間違えた答えを出す」出し方で、
答えを出す子もいます。
答えは間違えていますが、
学び方は、間違えていません。
正しい学び方です。
ただそれだけのことです。
回りくどい話しですが、
「正しい学び方」と、
「間違えた学び方」ですから、
「正しい学び方」を身に付けさせるようにします。
と、
自力で答えを出して、
出した答えの正誤が気になったら、
出した答えを消さずに残して、
「合っていますか?」や、
「これでいいのですか?」と
聞くような子に育てます。
子どもは、
出した答えの正誤を気にしていても、
こちらは、
「正しい学び方」なのか、
それとも、
「間違えた学び方」なのかを気にしています。
気にする対象が違います。
のようなひき算レベルの子が、
自力で出した答え を、
消してしまってから、
「分からない」と聞いたとき、
「学び方が間違えています」、
「書いた答えを消さないで聞くようにすれば、
正しい学び方になるのですが・・・」と、
説明しても、
子どもにまったく伝わらないでしょう。
一言、
「消さない」と、
消してしまった後ですが、
消さないように圧力を掛けます。
消してしまってから聞く子に、
その都度、
「消さない」とだけ圧力を掛け続ければ、
やがて、
消さないで聞くようになります。
つまり、
「間違えた学び方」が、
「正しい学び方」に変わります。
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