因数分解の解き方を聞かれたら、次の一歩を、子どもの目の前で、説明しないで書くだけの教え方が、子どもを強く刺激します。

因数分解で聞かれたら、

次の 1歩だけを

こちらが無言で書くだけの教え方をします。

 

無言で書けば、

子どもは、見ることに集中できます。

 

そして、

こちらが書く内容を見ながら、

アレコレと自動的に考えます。

 

その結果、

「そうか!」と納得できる答えを、

子どもは自力で出します。

 

 

例えば、

 {x^{2m}-y^{6n}}=  で、聞かれます。

 

子どもの鉛筆を借りて、

子どもの目の前で、

「続きを、書くよ・・・」のような説明を、

一切しないで、

無言のまま、

{(x^{m})^{2}-(y^{3n})^{2}}=  と書いて、

子どもに鉛筆を返します。

 

子どもから聞かれたとき、

その子の顔を見ません。

 

こちらが書くことに、

子どもが集中する邪魔になるからです。

 

 

 {x^{2m}-y^{6n}}=  

{(x^{m})^{2}-(y^{3n})^{2}}=  と書いても、

さらに聞くようでしたら、

{(x^{m})+(y^{3n})}}{      }=  と、

次の 1歩を書き足します。

 

子どもの顔を見ないで、

鉛筆を借りて、

目の前で書くような作法は同じです。

 

もちろん、

一切、説明しません。

 

答えを出すことだけを見せます。

 

この子は、

ここまで書いたら、

「分かった」となり、

続きを、自力で書きます。

 

 

同じような問題   {2x^{2}-50}=  も、

聞きます。

 

形が似ていることを、

見抜けないようです。

 

次の 1歩を、

 {2(x^{2}-25)}=  と書きます。

 

やはり、

子どもの顔を見ないで、

鉛筆を借りて、

目の前で書きます。

 

もちろん、

一切、説明しません。

 

次の 1歩を、

こちらが書くことで、教えます。

 

子どもから聞かれて、

数秒後に書き終わります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1016)、(分数  {\normalsize {α}} -430)