このブログでは、
「出す学び」をテーマにしています。
どのような教え方をすれば、
「答えの出し方」だけを教えることになるのかを
アレコレとお話ししています。
こちらが言葉で説明すると、
聞いている子どもは、
聞いた内容を理解しなければなりません。
「入れる学び」になります。
こちらの説明の内容が、
「答えの出し方」だけであるとしても、
聞いている子は、
理解した後でなければ、
聞いた「答えの出し方」を利用できません。
理解することで、
一度入れて、
その後で、
「答えの出し方」を利用するからです。
ですから、
理解する必要がなくて、
まねすることだけができれば、
「答えの出し方」を利用できます。
こうできれば、
「入れる学び」不要で、
「出す学び」だけになります。
このような教え方になる一例が、
このブログで取り上げている
実況中継型リードです。
こちらが、
自力で答えを出している様子を
見せるだけの教え方です。
見ている子どもは、
「なるほど」や、
「もう分かった」のような言い方をしますが、
子どもが言っていることは、
同じように、
自力で答えを出せるようになったと
伝えてくれています。
その具体的な一例が、
2元2次連立方程式:
です。
このような2元2次連立方程式には、
解くための型があります。
その一つの型が、
2つの式のどちらか一方から、
一次方程式を導く方法です。
なお、
この問題:
には、
ヒント:
「 ヒント:① より x=y または x=-2y 」が
書いてあります。
このヒントは、
一番目の式:
(x-y)(x+2y)=0 から、
2つの一次方程式:
x=y と、
x=-2y を導くことができることを
教えてくれています。
「なぜ?」とすると、
理解しようとしています。
「なるほど、
一次方程式が、2つ導かれる」とすれば、
まねして、
同じような問題に利用することができます。
子ども自身、
「出す学び」をしていると理解できていて、
「答えの出し方」を
まねしようとしていれば、
このような学び方をします。
(基本 -1115)、(分数 -459)