「明らかに、できるだろう」と思われる計算を、「どうやるのですか?」と聞かれても、アレコレ考えないで、「即」、教えてしまうのが、とても重要なコツです。

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 27 \\ \hline \end{array}  }}\\  の答えは、

10962 です。

 

自力で答えを出すことができる子です。

 

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 38 \\ \hline \end{array}  }}\\  の答えは、

15428 です。

 

自力で答えを出せません。

 

 

でも、

自力で答えを出したい気持ちが強くて、

「どうやるのですか?」と聞きます。

 

こう聞かれたら、

こちらは、

「即」、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 38 \\ \hline \end{array}  }}\\  の答えを

自力で出す様子を

実況中継型リードで

この子に見せます。

 

「どうやるのですか?」と聞いて、

「即」

自力で答えを出している様子を

見せてもらえた子は、

真剣になって見ます。

 

そして、

必ず、

何かをつかみます。

 

 

さて、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 38 \\ \hline \end{array}  }}\\  の答えの出し方を、

「どうやるのですか?」と聞かれたとき、

「えっ、できるでしょ?」、

「   {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 27 \\ \hline \end{array}  }}\\  ができるのだから、

同じようにできるでしょ?」と

アレコレと評価しようとすることや、

「できるはずだから、

やってごらん・・・」と、

アレコレと指図しません。

 

アレコレ考えることや、

指図することは、

それだけ、

この子に教えるのが遅れます。

 

習う気持ちが強いうちに

少しでも早く教えることからみれば、

時間の浪費です。

 

つまり、

この子が聞きたい

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 38 \\ \hline \end{array}  }}\\  の答えの出し方を

教えることが遅くなります。

 

遅くなると、

自力で答えを出せるようになりたい気持ちが、

この子から、

ドンドン弱くなります。

 

そして、

教えることが難しくなります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1152)、(×÷  {\normalsize {α}} -208)