単項式の乗除(かけ算とわり算)の計算
= を、
こちらは見るべき所だけを見て、
すべきことだけをして、
書くべき所に書くだけで、
答えを出します。
見るべき所だけを見ていますが、
言葉で説明しません。
すべきことだけをしていますが、
言葉で説明しません。
書くべき所に書くだけですから、
言葉で説明しません。
例えば、
= の ÷ を、
無言で、ペン先で指し示して、
「分数の棒」とだけ言います。
式の中に、
÷ があることだけを見ています。
どこにあるのかを気にしていません。
ただ、
÷ が、
あることだけを気にしています。
こうしていることを、
無言で、ペン先で指し示すことで
教えていますから、
このような実況中継型リードで教えられる子は、
自然に、自動的に、自主的に、
「どういうこと?」、
「教えてくれないの?」、
「÷ を見るの?」、
「÷ だけを見るの?」、
このような質問を、
子どもが、
子ども自身に問い掛けます。
自ら、
考えるべき問いを発して、
その問いの答えを出すように、
アレコレと自由に考えます。
こちらは、
言葉で説明していないために、
子どもは、
こうするしかないのです。
少し続けますと、
÷ を、
無言で、ペン先で指し示して、
「分数の棒」とだけ言えば、
子どもは、必ず、
= と書きます。
「えっ、分数の棒って?」、
「どこに書くの?」、
「自分が書くの?」
このような質問を、
子どもが、
子ども自身に問い掛けます。
自ら、
考えるべき問いを発して、
その問いの答えを出すように、
アレコレと自由に考えます。
そして、
自ら発した問いに、
自ら答えを出して、
自分自身をリードして、
= と書いてしまいます。
この続きも同じような実況中継型リードで、
言葉で説明しないで、
こちらが、
自力で答えを出している様子を見せます。
ですから、
やはり同じように、
さまざまな質問自体を、
子ども自ら考えて、
そして、
子ども自身に問い掛けます。
自ら、
考えるべき問いを発して、
その問いの答えを出すように、
アレコレと自由に考えます。
言葉での説明を抜いたために、
このような面白いことが
自動的に起こります。
言葉で説明するような教え方であれば、
できないことです。
(基本 -1205)、(分数 -489)