の繰り上がりのたし算で、
多くの子の計算が止まります。
の計算は、
4×6=24 と掛けて、
と、4 を書いて、
2 を、次のかけ算の答えに足すために覚えて、
4×2=8 と掛けて、
足すために覚えている 2 を、
8+2=10 と足して、
と、10 を書きます。
この計算の流れの中の繰り上がりのたし算
8+2= で、
多くの子の計算が止まります。
8+2=10 と、
答え 10 を出せないのです。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
を計算している子が、
一の位の答え 4 を、
と書いて止まっていたら、
繰り上がりのたし算 8+2= の答え 10 を、
出せないからと仮定します。
そして、
「はち足すに、じゅう(8+2=10)」と、
この子をリードします。
この指導を受けて、
「そうなのか。10 か・・・」のような感じで、
と書いたら、
8+2= の答えを出せなくて、
この子の計算が止まっていたことになります。
「どうしたの?」や、
「どこができないの?」のように聞いていません。
繰り上がりのたし算 8+2= で、
計算が止まっていると決めて、
そして、
たし算 8+2= の答え 10 を
ズバリ教えています。
このような指導の流れのすべてが、
こちら自身の変化も、
子どもの変化も含めて、
実際の指導から得られる体験知です。
(基本 -1435)、(×÷ -246)
関連:2023年10月02日の私のブログ記事
「繰り上がりのある筆算のかけ算に、
難しさを感じる子が多いのです。
繰り上がりのたし算で止まる傾向があります。
ですから、このたし算の答えを出す手伝いを
繰り返します」。