筆算のたし算 や、
筆算のひき算 や、
筆算のかけ算 は、
「同じような」計算が繰り返されています。
例えば、
筆算のたし算 の一の位の計算は、
上と下を、3+9=12 と足して、
と 2 を書いて、
次のたし算の答えに足すために、
1 を覚えます。
の十の位の計算は、
上と下を、6+7=13 と足して、
足すために覚えている 1 を、
13+1=14 と足して、
と 4 を書いて、
次のたし算の答えに足すために、
1 を覚えます。
この の十の位の計算は、
の一の位の計算に、
計算対象の数が違うだけで、
ほぼ、「同じような」計算です。
の百の位の計算は、
上と下を、5+2=7 と足して、
足すために覚えている 1 を、
7+1=8 と足して、
と 8 を書きます。
この の百の位の計算は、
の十の位の計算に、
次のたし算の答えに足すために、
1 を覚えることがないだけで、
これ以外は、
計算対象の数が違うだけで、
ほぼ、「同じような」計算です。
このように、
筆算のたし算 の一の位の計算や、
十の位の計算や、
百の位の計算に、
ボンヤリとした「同じような」計算が、
繰り返されています。
このボンヤリとした「同じような」計算に、
「なぁんだ、分かった」のように気付いた子は、
自力で計算できるようになります。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
筆算のたし算 や、
や、
を、
子どもが、
「分かった」のようなことを言うまでのプロセスを
答えの出し方を教えながら、観察することで、
さまざまなことに気付きます。
実際に教えることで気付いた知識ですから、
すべて体験知です。
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関連:2023年10月05日の私のブログ記事
「算数や数学の計算に、
ボンヤリとした「同じような」計算があります。
子どもは、計算を繰り返すことで、
気付くようです」。