4+7= 、8+5= のたし算 100問の途中で、
集中が切れて、止まっています。
止まっているたし算 4+7= の 4 を示して、
「し」と言って、
7 を示して、
「5、6、7、8、9、10、11」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅういち(11)」と言います。
子どもの集中が切れていることや、
たし算の答えを出していないことを、
まったく気にしないで、
止まっているたし算 4+7= の答え 11 を、
穏やかで優しい感じの言い方の
実況中継型リードで出してしまいます。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
4+7= 、8+5= のたし算 100問の途中で、
集中が切れて、止まっている子に出会えたら、
集中が切れていることを
まったく気にしないで、
止まっているたし算 4+7= の答え 11 を、
穏やかで優しい感じの言い方の
実況中継型リードで出してしまいます。
「ここ、じゅういち(11)」と言ったとき、
子どもが、4+7=11 と、
すぐに 11 を書いてくれるかどうかを
ボンヤリと眺めて観察します。
子どもが、書かないようでしたら、
「じゅういち(11)、書いて・・・」と、
やはり、
穏やかで優しい感じの言い方で促します。
これで、
止まっているたし算 4+7= の答えを出すことで、
切れている集中を戻す手伝いが終わります。
この 1問では足りないと感じたら、
さらに何問かのたし算を手伝います。
このような集中の戻し方の手伝いから、
子どもの変化や、
こちら自身の内面の変化に
アレコレと気付きます。
そのすべてが、
手伝う体験から得られた体験知です。
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関連:2023年10月19日の私のブログ記事
「集中が切れることは、普通に起こります。
切れている集中を戻すことは、
普通に起こりません。
切れている集中と無関係に、
戻したいと思ったときに戻せることは、
体験して知ることです」。