子どもが依存を強くするのは、こちらと視線を合わせるときです。子どもと視線を合わせにくくする相対位置があります。3種類の相対位置を使い分けるといいようです。

こちらの視線を

子どもが気にしないようになる位置があります。

 

真後ろから教えれば、

こちらの視線を

子どもは、まったく気にしません。

こちらの視線が見えないからです。

 

8+5=  のたし算や、

11-3=  のひき算は、

真後ろから教えることが最適です。

 

計算の初歩ですから、

子どもの内面の育ちも初歩です。

 

こちらが、子どもの真後ろに位置することで、

子どもの視界から、

こちらの視線を消してしまいます。

 

 

子どもの側面を正面にすれば、

こちらと子どもは、直角です。

 

この相対位置でしたら、

子どもの視界に、

こちらの視線が入っています。

 

ですから、

こちらは、まったく子どもを見ないようにします。

 

チラッと見るようなこともしません。

 

こちらの周辺視野で

子どもを見るようなこともしません。

 

そして、

計算問題だけに焦点を絞った視線にします。

 

こうすれば、

子どもがこちらを見ても、

計算問題に焦点を絞った

こちらの視線が見えるだけですから、

こちらを見たのに見返されませんから、

子どもも計算問題に焦点を絞る視線になります。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 34 \\ +\: 98 \\ \hline \end{array} }} \\  の筆算のたし算や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:403 \\ - \: 158 \\ \hline \end{array} }} \\  の筆算のひき算や、

{\normalsize {\begin{array}{rr}\:123 \\ \:\:\times\:\:\:\:\:\: 2\\ \hline \end{array}}}\\  の筆算のかけ算は、

直角の位置から教えることが最適です。

 

 

子どもの右隣で、同じ向きを向けば、

こちらと子どもは、横並びです。

 

この相対位置で、

子どもが首を右にひねれば、

こちらを正面に見ます。

 

こちらを見た子は、

こちらの視線が

子どもにまったく向かないで、

計算問題だけを見ていることに気付きます。

 

自然に子どもは、

計算問題を見る視線になります。

 

 {\Large\frac{1}{4}}÷1 {\Large\frac{1}{5}}× {\Large\frac{4}{5}} {\Large\frac{1}{3}}×3 {\Large\frac{3}{5}}=  の四則混合の

計算順を教えるときは、

横並びの位置からが最適です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1462)、(+-  {\normalsize {α}} -806)、

(×÷  {\normalsize {α}} -253)、(分数  {\normalsize {α}} -578)

 

関連:2023年10月25日の私のブログ記事

「こちらから学ぶ子どもは、

どうしてもこちらに依存します。工夫することで、

こちらへの依存を限りなく小さくできます。

こうすれば、自力で答えを出す主体性で、

答えの出し方を学ばせることが可能です」。