暗算形式のたし算
13.56+2.237= を、
楽に計算できる筆算形式
に書き換えさせます。
「これ、ここ」のような言い方をして、
こちらが示したところを、
子どもが確実に見るようにして、
次のような実況中継型リードで教えます。
足される数 13.56 を、
「これ、ここ」と言って、
余白に書かせます。
そして、
13.56 の小数点( . )を、
真下の行に書かせます。
書く位置は、真下です。
そして、
同じ言い方で、「これ、ここ」と言って、
左に、2 を書かせ、
右に、2 と、3 と、7 を順に書かせます。
暗算形式のかけ算
0.203×0.65= を、
楽に計算できる筆算形式
に書き換えさせます。
たし算と同じように、
「これ、ここ」のような言い方をして、
こちらが示したところを、
子どもが確実に見るようにして、
次のような実況中継型リードで教えます。
掛けられる数 0.203 を、
「これ、ここ」と言って、
余白に書かせます。
そして、
0.203 の右の端の 3 の真下の行に、
0.65 の右の端の 5 を書かせます。
書く位置は、真下です。
そして、
同じ言い方で、「これ、ここ」と言って、
5 の左に、6 と、 .と、0 を順に書かせます。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
暗算形式のたし算
13.56+2.237= や、
4.594+13.27= や、
27.243+0.867= を、
楽に計算できる筆算形式に、
実況中継型リードで教えて、
書き換えさせます。
また、
暗算形式のかけ算
0.203×0.65= や、
1.24×3.8= を、
楽に計算できる筆算形式に、
実況中継型リードで教えて、
書き換えさせます。
書くのは子どもですから、
「分からない」や、
「難しい」と言いながらも、
暗算形式を
筆算形式に書き換えることで、
「もうできる」のように育つプロセスを、
アナログ体験知として知ることができます。
(基本 -1490)、(分数 -588)
関連:2023年11月25日の私のブログ記事
「小数のたし算や、かけ算を
筆算に書き直すことは、2~3問、
実況中継型リードで、書く体験をさせれば、
できるようになります」。