計算問題の答えを出しているときと、いたずら書きのようなことをしているときとで、子ども雰囲気は違います。雰囲気は、子どもの出していることが生み出しています。

筆算のひき算 50問の途中  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  で、

計算から離れて、

余白に、いたずら書きをしている子の

今も使える「出すことができること」を見付けて、

利用します。

 

 

この子は、鉛筆を持って、

余白に、いたずら書きをしていますから、

① 鉛筆を持つこと、

② 問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  を見ること、

この 2つは、

今も使える「出すことができること」です。

 

そして、

① 鉛筆を持つことと、

② 問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\   を見ることを利用して、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\   の 2 と 8 を示して、

「2-8=  、引けない」、

「12-8=4」と言って、

8 の真下を示して、

「ここ、し(4)」と言います。

 

 

このような実況中継型リードを

子どもの真横から行って、

子どもの表情などを見ないで、

問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  だけを見ていると、

一の位の答えを出すために、

今も使える「出すことができること」を

いくつか発見できます。

 

例えば、

「いたずら書きから離れる瞬間」、

つまり、

「今、いたずら書きから気持ちを離して、

計算に戻った」と、

感じることができます。

 

いたずら書きのときと、

答えを出すときとでは、

子どもの雰囲気が違いますから、

こちらが見せる実況中継型リードを

見詰める子どもの様子が、

答えを出すときの雰囲気に変わったと、

感じることができます。

 

その瞬間、

いたずら書きから、計算に戻っています。

 

あるいは、

こちらの見せる実況中継型リードを、

後追い型で見る見方が、

子ども自身が計算し始める瞬間があって、

その瞬間から、

先回りの待ち伏せ型で、

こちらの実況中継型リードを

見るように変わります。

 

実際に、

いたずら書きをしている子どもに、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方をリードすることで、

このようなアレコレの体験知を

得ることができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1559)、(+-  {\normalsize {α}} -867)