筆算のひき算 50問の途中 で、
計算から離れて、
余白に、いたずら書きをしている子の
今も使える「出すことができること」を見付けて、
利用します。
この子は、鉛筆を持って、
余白に、いたずら書きをしていますから、
① 鉛筆を持つこと、
② 問題 を見ること、
この 2つは、
今も使える「出すことができること」です。
そして、
① 鉛筆を持つことと、
② 問題 を見ることを利用して、
の 2 と 8 を示して、
「2-8= 、引けない」、
「12-8=4」と言って、
8 の真下を示して、
「ここ、し(4)」と言います。
このような実況中継型リードを
子どもの真横から行って、
子どもの表情などを見ないで、
問題 だけを見ていると、
一の位の答えを出すために、
今も使える「出すことができること」を
いくつか発見できます。
例えば、
「いたずら書きから離れる瞬間」、
つまり、
「今、いたずら書きから気持ちを離して、
計算に戻った」と、
感じることができます。
いたずら書きのときと、
答えを出すときとでは、
子どもの雰囲気が違いますから、
こちらが見せる実況中継型リードを
見詰める子どもの様子が、
答えを出すときの雰囲気に変わったと、
感じることができます。
その瞬間、
いたずら書きから、計算に戻っています。
あるいは、
こちらの見せる実況中継型リードを、
後追い型で見る見方が、
子ども自身が計算し始める瞬間があって、
その瞬間から、
先回りの待ち伏せ型で、
こちらの実況中継型リードを
見るように変わります。
実際に、
いたずら書きをしている子どもに、
の答えの出し方をリードすることで、
このようなアレコレの体験知を
得ることができます。
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