「伸びたい」が子どもの地です。
教えるこちらと習う子どもが、
この「伸びたい」を
素直に出せるような関係になります。
すると、子どもは
大きく伸びてしまいます。
少し早口で
小声で
ぼそぼそと教えます。
子どもが地を出せる関係になれます。
やさしいコツです。
3+2 の計算の仕方を教えます。
3+2 の3を示して、
「さん」と読みます。
すぐに2を示して、
「し、ご」と数唱を2回言います。
少し早口で
小声で
ぼそぼそと話します。
脇役の話し方です。
このような話し方で、
主役を目立たせる
脇役になります。
こちらが脇役になってしまうから、
自動的に
子どもが主役になります。
子どもを主役にすると、
子どもは地を出します。
3+2 の計算で、
「さん」、「し、ご」とだけ
教えられます。
子どもの地は、「伸びたい」です。
「どうやっているのだろう?」と
自然に考えます。
動作だけを教えて指示します。
別のやさしいコツです。
子どもが
動かなければならないようなことを
指示します。
子どもが
ただ聞いているだけになるようなことを
言いません。
聞いているだけの子どもは
動きません。
こちらがジッとしていて、
子どもが動きます。
ジッとしているこちらよりも、
動く子どもは目立ちます。
主役です。
地を出すことができます。
3+2 の計算で、
「さん」、「し、ご」と教えて、
答え5を出します。
そして、
「わ(=)」で、「=」を、
「ご(5)」で、「5」を書かせます。
子どもは、
「=」や、
「5」を
すぐに書きます。
3+2=5 と計算できます。
子どもの地:「伸びたい」が
すぐに答え5を
書かせてしまいます。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 基本」(2017)。
アマゾン。