間違えたら直そうとします、直せなければ、直せない直し方を、「分からない」と聞きます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 67 \\ \:\times \:\:\:\: 4 \\ \hline \end{array} }}\\ を計算します。

 

間違えます。

バツ(×)が付きます。

 

子どもは、平気です。

間違えることもあると分かっています。

 

やってみて、

間違えたら直すのが、

子どもの自然な学び方です。

 

だから、

バツの付いた  {\normalsize { \begin{array}{rr} 67 \\ \:\times \:\:\:\: 4 \\ \hline \end{array} }}\\ を、

直そうとします。

 

でも、直せません。

 

これも、子どもは、平気です。

 

間違えることも、よくあることですし、

直せないことも、よくあることです。

 

すぐに、聞きます。

「分からない」と聞くのが普通です。

 

子ども同士でしたら、

「分からない」で通じるのですが、

大人は、子ども同士のように理解しません。

 

計算の仕方を、

丁寧に長々と説明してしまうことが多いのです。

 

「分からない」と言った子が聞きたいことは、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 67 \\ \:\times \:\:\:\: 4 \\ \hline \end{array} }}\\ の直し方です。

 

直そうとして、

直せなかった直し方ですから、

そこだけを教えてほしいのです。

 

「分からない」と聞いた子に、

「どこ?」と聞き返せば、

直せなかった直し方の

子どもが聞きたいところを教えてくれます。

 

子どもが、

こちらを信頼していて、

こちらに心を開いてくれていれば、

子どもは、

自分が聞きたいところを教えてくれます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -010)、(×÷  {\normalsize {α}} -009)