平方根の計算は、チョットしたヒントを書くだけで、教えることができます。

\sqrt{400} や、

\sqrt{484} を計算します。

 

この子は、

2 回掛けて、2 になる数が、

\sqrt{2} であることを知っています。

 

このことを式で書くと、

\sqrt{2}\sqrt{2}=2 であることも、

\sqrt{2}\sqrt{2}\sqrt{2}×\sqrt{2}\sqrt{2×2} も分かっています。

 

この子に、

事前のヒントとして、

 {\normalsize {2^{2}}}=4 、

 {\normalsize {3^{2}}}=9 、

 {\normalsize {5^{2}}}=25 、

 {\normalsize {7^{2}}}=49 、

 {\normalsize {11^{2}}}=121 、

 {\normalsize {13^{2}}}=169 と、

余白に書き出します。

 

無言で、

子どもが見ている前で、

書き出せば、

子どもには利用の仕方が分かります。

 

\sqrt{400} を計算するために、

400 を、4 で割り、

400=4×100 として、

次に、100 を、4 で割り、

100=4×25 にします。

 

すると、

400=4×4×25 ですから、

\sqrt{400}\sqrt{4×4×25}=2×2×5=20 です。

 

こちらが書いたヒントから、

 {\normalsize {2^{2}}}=4 から、4=2×2 で、

 {\normalsize {5^{2}}}=25 から、25=5×5 です。

 

これを使えば、

\sqrt{4}\sqrt{2×2}=2 と、

\sqrt{25}\sqrt{5×5}=5 となりますから、

\sqrt{4×4×25}\sqrt{4}×\sqrt{4}×\sqrt{25}

=2×2×5=20 です。

 

\sqrt{400} の計算の仕方を、

子どもから聞かれたら、

教えます。

 

\sqrt{400} の 400 を示して、

「4で割ると、

100 になり、

また、4 で割ると、25 だから、

400=4×4×25 になる」のように、

計算だけを説明します。

 

そして、

\sqrt{400}\sqrt{4×4×25}= と書いてから、

ヒントの  {\normalsize {2^{2}}}=4 と、

 {\normalsize {5^{2}}}=25 を示して、

「これを利用すると」と言って、

\sqrt{4×4×25}=2×2×5=20 と書きます。

 

平方根までの数学の力を持っている子ですから、

このような要点だけに絞った説明の方が、

分かってもらえます。

 

\sqrt{\:\:\:\:} の中に、

2×2 や、

3×3 のように、

同じ数字が 2 つあれば、

1 つ、\sqrt{\:\:\:\:} の外に出すゲームと、

子どもは理解します。

 

\sqrt{484} の計算は、

484=4×121 を利用します。

 

\sqrt{484}\sqrt{4×121}\sqrt{4}×\sqrt{121}

=2×11=22 です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -317)、(分数  {\normalsize {α}} -103)