仮分数を、帯分数か、整数に変える計算で、「分からない」と聞かれます。曖昧な聞き方ですが、こちらの計算を実況中継で見せて、答えを出してしまいます。こうすれば、子どもは、「分からない」が、「分かった」になります。

 {\Large\frac{50}{5}}= で、

「分からない」と聞かれます。

 

仮分数  {\Large\frac{50}{5}}= を、

帯分数や、

整数に変える計算です。

 

答えを出せないことを理解できますが、

「分からない」は、

曖昧な聞き方です。

 

「計算の仕方が分からない」でしたら、

50÷5= だけを教えます。

 

これが、

計算の仕方です。

 

「答えを出せない」のようでしたら、

50÷5= を、

計算できないのでしょう。

 

わり算 50÷5= を計算して、

答え 10 の出し方を教えます。

 

 

曖昧な聞き方をされていますが、

子どもに聞かれたら、

その計算問題の

答えを出してしまうようにします。

 

 {\Large\frac{50}{5}}= の計算の仕方を、

知らないとしても、

50÷5= を計算できないとしても、

 {\Large\frac{50}{5}}=10 と書き終わるような教え方をします。

 

仮にですが、

ヒントを出すだけでしたら、

子どもは、

「聞いたのに教えてもらえない」となります。

 

そして、

出されたヒントを考えたりしないで、

ただボ~ッとしてしまい、

見るに見かねたこちらが、

助けの手を差し伸べるのを待つのが普通です。

 

 

だから、

 {\Large\frac{50}{5}}= を聞かれたら、

答えを出すことで、

解決してしまいます。

 

以下は、

答えの出し方の

教え方の一例です。

 

分子 50 の 0 を隠して、

「5÷5=1」、

 {\Large\frac{50}{5}}= の = の右を示して、

「1」です。

 

こちらの計算の実況中継で

「なるほど、

そうするのか・・」と学び始めた子は、

 {\Large\frac{50}{5}}=1 と書きます。

 

次に、

分子 50 の 5 を隠して、

「0÷5=0」、

 {\Large\frac{50}{5}}=1 の 1 の右を示して、

「0」です。

 

この実況中継で、

「分かった。

これならばできそう・・」と、

50÷5= の答えの出し方を理解できた子は、

 {\Large\frac{50}{5}}=10 と書きます。

 

 

「分からない」のような曖昧な聞き方であっても、

このように、

 {\Large\frac{50}{5}}= の計算を見せて、

 {\Large\frac{50}{5}}=10 と答えを出してしまえば、

子どもが知りたかったことが、

含まれていますから、

「教えてもらえた」、

「分かった」となります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -588)、(分数  {\normalsize {α}} -248)