== と計算して、
この子から、
続きの計算を、
「どうやるの?」と聞かれます。
聞かれたこちらは、
この子の計算の続きを、
= の分母を有理化するように、
= と
教えたくなります。
でも、
「ちょっと待てよ・・」と、
立ち止まります。
そして、
「分母の有理化を、
先にさせた方が、
この子の式の見方が育つだろう」と、
考えます。
問題 = の式に、
この子は、「どうする?」と考えて、
「分母の 2乗を計算する」と決めています。
「分母を有理化する」ことを、
考えてもいないようです。
問題 = の式は、
を、
2 回掛けています。
だから、
① の分母の有理化と、
② 2乗の
2 つの異なる計算の組み合わせです。
このように見ると、
どちらを先にするのかを選んでから、
つまり、
計算順を決めてから計算することになります。
計算順の決め方に、
これというルールはないようですが、
普通の計算順でしたら、
分母の有理化が先で、
2乗が後でしょう。
もちろん、
この子の計算のように、
2乗を先にして、
分母の有理化を後にしてもいいのです。
どちらにしても、
先に、計算順を決めてから、
その後で、計算するのが、
この子にしてほしい計算の作法です。
さて、
「どうやるの?」と聞かれたこちらは、
「2乗計算と、
分母の有理化と、
どちらが先?」と、
聞き返します。
これで、
「あっ!」となって、
「分母の有理化が先」と答えたら、
この子に任せます。
そうではなくて、
「分母の有理化なの?」と聞き返されたら、
「そう」と答えてから、
「どうする?」と、
さらに聞きます。
この子の様子がハッキリとしないので、
分母の有理化だけを、
こちらがリードします。
上の方の余白で計算させます。
ここでは、
リードの詳細を省いて、
式の流れだけを書きます。
=
=
=
です。
ここまでを、
余白で計算してから、
続く計算は、
2乗計算です。
= の計算ですから、
この子は楽にできます。
(基本 -618)、(分数 -261)