「集中できない」と、
子どものことで心配する親が多いのですが、
実は、「計算できない」です。
計算できれば、
集中できます。
そして、
「計算できない」のでしたら、
計算を教えます。
集中を教えません。
子どもに好まれる教え方は、
こちらが計算してしまって、
答えを出してしまう教え方です。
計算して、
計算を見せることで
計算を教えています。
例えば、
12÷3 のようなわり算を
計算できないのでしたら、
こちらが計算してしまいます。
12÷3 に、「わ(=)」と教えれば、
子どもが、12÷3= と書きます。
3と、=の右の余白と、12を
順に示しながら、
「さんしじゅうに」と教えます。
そして、=の右の余白を示して、
「し(4)」と教えれば、
子どもは、12÷3=4 と書きます。
1問教えて、
1問の計算が終わります。
次の問題 18÷6 も同じように教えます。
「わ(=)」で、18÷6= とした後、
「ろくさんじゅうはち」、「さん(3)」で、
18÷6=3 と、
また、1問教えて、
1問の計算が終わります。
この次の問題、
18÷2 に、
「わ(=)」、
「にくじゅうはち」、「く(9)」です。
18÷2=9 と計算できます。
このような計算そのものを見せる教え方で、
5~6問や、
7~8問教えていくと、
子どもは計算できるようになります。
計算できるようになると、
自然に、しかも教えてはいないのに、
「集中できる」ようになります。
(基本 -001)