私たち人間は、
何をするときも
先に、
何をするのかを、
心の中で、決めています。
動き始めてから、
何をしようかではないのです。
でも、
日常生活の大部分は、
習慣的な行動ですから、
習慣が、
何をするのかを決めています。
無意識です。
意識しないまま、
習慣が、
何をするのかを決めて、
そして、
行います。
さて、
5+3= の答え 8 を、
5 の次の 6 から、
+3 の 3回、
6、7、8 と数えることで出す子です。
このような計算のときも、
ジックリと考えれば気付くことですが、
先に、
数えて答えを出すと決めています。
問題 5+3= を見た後、
どのように答えを出そうか考えて、
そして、
5 の次の 6 から、
+3 の 3回、
6、7、8 と数えて答えを出そうと、
決めるのではないのです。
先に、
何をするのかを決めていること自体、
とても教えにくいことなのですが、
とても重要なことです。
算数や数学の学びを、
早くするコツなのです。
「先に決めてから、実際に行う」順番の習慣を
持つ子になれば、
学ぶ前に、
何を学ぶのかを決めます。
何を学ぶのかを、
ハッキリと意識して決めて、
それから学ぶ子は、
学びが早いのです。
さて、
日常生活でも、
いつもよりも早く起きるような
普段とは違うことをするときには、
無意識の習慣的な行動ではなくて、
ハッキリと意識して、
例えば、05時に起きると
先に決めてから、
寝ています。
同じことが、
5+3= のようなたし算でも起こります。
3回数えて答えを出すことは、
繰り返し計算することで慣れて、
習慣的な行動になっているとしても、
「もっと速く数える」や、
「次々に数える」のように、
少しだけ違うことを目標にすることで、
ハッキリと意識して、
速いスピードや、
次の計算にすぐ移るようにすると
先に決めています。
「昨日は、50問、10分だった」、
「今日は、もっと速い 7分で終わらせよう」と、
先に決めてから、
5+3= のようなたし算 50問を
計算すれば、
7分で終わらないとしても、
先の何をするのかを
ハッキリと意識してから、
その後で、行う習慣は育ちます。
あるいは、
「答えを書いた後、
気を抜くことなく、
すぐ、次の計算を見る」と、
先に決めることも、
同じです。
(基本 -1111)、(+- -596)