と計算して、
「×(バツ)」が付きます。
「直さなければ・・」と、
子どもは思います。
そして、
「間違えた計算を直す」ゲームに取り組みます。
先に、「直す」との思い(意志)があって、
その後で、実際の行動です。
さて、
が正しい答えですから、
「間違えた計算を直す」ゲームのゴールは、
ハッキリとしています。
どのようにしたいのかの
望む結果がハッキリとしています。
この望む結果 を得るために、
手段を選択します。
自力で直すことも、
こちらに聞くことも、
選択できる手段です。
こちらに聞くことを選んだら、
聞きます。
「どうやったら・・?」のような聞き方をすれば、
「間違えた計算を直す」ゲームを
完成させたい気落ちを
こちらに伝えることができます。
「正しい答えに書き換えたい」から、
こちらを利用しようとしています。
「×(バツ)」の付いた を、
「どうやったら・・?」と聞いた子は、
このようなことを、無意識にしていると、
こちらはハッキリと意識します。
つまり、
この子は、
直したい気持ちを持って、
直そうと決めていて、
こちらを利用しようとしていると、
こちらがハッキリと意識します。
すると、
この意識が、
こちらの教え方に出ますから、
子どもに何となくでしょうが
伝わります。
「自分は、このようなことから、
直し方を聞いている」のようなことを、
子どもは漠然と受け取ります。
子どもは、
このようなことも受け取りますから、
こちらがハッキリと意識しておきます。
それから、
直し方を見せます。
間違えた答えを書いたままにして、
の 8 と 4 を示しながら、
「8+4=12」と計算して、
書いてある答え の 2 を示して、
「合っている」、
「指、1」とリードします。
間違えた答えの直し方を見せています。
やっていることは、
間違えた答え の書いてある問題を、
もう一度、計算することです。
見ている子は、
「計算し直している」と理解できて、
指を 1本伸ばします。
この子の今の繰り上がりのたし算は、
そうなった時に計算する
後追いになっています。
繰り上がり数 1 を指に取らせることで、
次のたし算の答えに、1 を足すと、
先に決めてしまって、
待ち伏せるように変わることが期待できます。
繰り上がり数 1 の足し忘れが、
起こった今だから、
後追いから、
先回りの待ち伏せに
入れ替わることを期待できます。
こちらはリードを続けます。
の 4 と 6 を示しながら、
「4+6=10」と計算して、
子どもが指に取った 1 を触って、
「1 増えて、11」としてから、
書いてある答え の
102 の 1 と 0 を示して、
「ここ、11」とリードします。
直し方を教えています。
「ここ、間違い」と言いません。
このように言うことは、
直し方と、
まったく関係のないことです。
直し方は、
間違えた答えを書いたまま、
もう一度、計算して、
新しく出した答えに書き換えることです。
だから、
「ここ、11」とだけ言います。
見ていた子は、
と書き直します。
そして、
「もう一度、計算するだけ・・」や、
「新しく出した答えを書けばいい・・」と、
自分がリードされてしたことを理解します。
(基本 -715)、(+- -384)