答えの出し方だけを見せて教える実況中継型リードで、子どもは学ぶことができて、自力で答えを出せるようになります。このようなことを、こちらが強く信じていれば、本当にこうなります。子どもに見せる実況中継型リードに、子どもに強く訴えかける強さが宿るからです。

2+1=  の 2 を示して、

「に」と言って、

1 を示して、

「さん」と言って、

= の右を示して、

「ここ、さん(3)」と言います。

 

子どもの真後ろから、

速いスピードで、

これだけのことを、

突然に見せます。

 

 

答えの出し方だけを見せれば、

答えの出し方を見ていることを、

すぐに理解できて、

そして、

まねできれば、

同じように答えを自力で出せること、

必要なだけ繰り返してみれば、

まねできるようになると信じていること、

これらに支えられて、

まねできるようになります。

 

子どもは、

自分自身を信じています。

 

 

ですから、

このような実況中継型リードを、

子どもに見せて教えることが初めてでも、

こちら自身を信じて、

答えの出し方だけを、

突然に見せてしまいます。

 

初めてであるからこそ、

こちら自身を強く信じて、

子どもの真後ろに立ち、

速いスピードで、

5+1=  の 5 を示して、

「ご」と言って、

1 を示して、

「ろく」と言って、

= の右を示して、

「ここ、ろく(6)」と言って、

子どもが、

5+1=6  と書くのを待ちます。

 

 

「本当に、答えの出し方だけでいいの?」、

「書いてくれるかなぁ?」、

このように迷うことのないように、

「これでいい」と、

こちら自身を強く信じて、

淡々と答えの出し方だけを見せます。

 

ですから、

「答えの出し方を見せます」、

「まねしてね」、

「繰り返しみせますょ」、

このようなことを、

一切、何も言いません。

 

ただ、

答えの出し方だけを見せます。

 

そして、

見ている子どもの変化を、

静かに見守ります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1604)、(+-  {\normalsize {α}} -895)