こちらが、子どもに見せる実況中継型リードを、自覚の力で自己観察します。そして、気付いたところを改善します。こうして、こちら自身を、自ら育てます。

子どもの真後ろから、

3+1=  の 3 を、

ペン先で示して、

「さん」と言って、

1 を示して、

「し」と言って、

= の右の余白を示して、

「ここ、し(4)」と言います。

 

子どもが、

3+1=4  と書いたら、

次の  6+1=  の 6 を、

ペン先で示して、

「ろく」と言って、

1 を示して、

・・・・・・と、同じような実況中継型リードを、

7~8問や、10~15問と、

子どもが、自力でまねできるようになるまで

見せて、教えます。

 

 

このようなマニュアル的な説明を、

理解できて学習知を得た後、

実際に、

1 を足すたし算が

初めての幼児に教えてみます。

 

マニュアル的な説明のように、

こちらのセリフを絞って、

子どもが、

自力でまねできるようになるまで

実況中継型リードを

繰り返し見せて、教えます。

 

 

自分のことを

他者を見るような目で外から眺める力、

つまり、自覚の力が人にはありますから、

実況中継型リードを、

子どもに見せている自分を、

自分の外から見るようにすれば、

マニュアル的な説明のように、

自分は、できているのかを

自己評価できます。

 

こうして、

自分を外から眺める自覚の力、

つまり、自分自身を認知する力で、

自分の実況中継型リードを、

マニュアル的な説明と比べることで、

ほぼ同じような実況中継型リードを

子どもに見せることができるように、

リアルタイムに自分を修正しながら育てます。

 

このようなことのすべてが、

自分の見せ方に関しての体験知です。

 

 

見せている相手は、

子どもです。

 

こちらは、

子どもの真後ろにいます。

 

子どもの頭の後ろと、

鉛筆の動きが見えます。

 

頭の僅かな動きでも、

後ろから見ることで、

敏感に気付きます。

 

鉛筆の微妙な動き、

例えば、

迷っていそうな動きや、

自信を持って書いている動きなどに、

気付くことができます。

 

 

さらに、

「分からないなぁ・・・」や、

「分かってきたぞ」や、

「もうできる」のような

音だけが聞こえますから、

正確に聞き取ることができます。

 

子どもの顔の表情が見えないだけ、

言葉を正確に聞き取ることができるようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1614)、(+-  {\normalsize {α}} -901)