の答えの出し方を、
実況中継型リードを見せて教えることで、
「つかんだ」と自己評価する感覚を、
子どもに育てようとしています。
こちらが見せる実況中継型リードを、
「まねできるようになった」が、
「つかんだ」になります。
「分かった」と、
かなり違います。
こちらが自力で答えを出している様子を見せる
実況中継型リードを
まねすることができるのですから、
子どもも、
自力で答えが出せるようになった状態です。
ですから、
「答えの出し方をつかんだ」なのです。
実況中継型リードの実例です。
一つの基本の型です。
の 4 と 8 を示して、
「4-8= 、引けない」、
「14-8=6」と言って、
8 の真下を示して、
「ここ、ろく(6)」と言って、
子どもが、 と書いたら、
5 を示して、
「いち(1)減って、し(4)」、
2 を示して、
「4-2=2」と言って、
2 の真下を示して、
「ここ、に(2)」と言って、
子どもが、 と書いたら、
この 1問の実況中継型リードを終えます。
同じようなひき算
や、
に、
同じような実況中継型リードを、
繰り返して、見せます。
そして、
子どもが、
「まねできるようになった」と変化するのを
こちらは待ちます。
まねできるようになれば、
自力で答えを出せるようになるので、
こうなるまで、
こちらは待ちます。
「もう、できる」と言ってくれる子もいます。
こちらが、
実況中継型リードを見せようとすると、
黙って、
払いのけようとする子もいます。
さまざまな方法で、
子どもは、
自分が変化したことを
こちらに知らせてくれます。
実際に、
基本の型を参考にして
実況中継型リードを見せて、教えれば、
子どもがどのように変化して、
どのように知らせてくれるのかを
体験知として持てます。
(基本 -1600)、(+- -893)