「何から何までまったく同じ」ではなくて、
わずかな違いがありながらも、
「同じような」計算が繰り返されます。
例えば、
筆算のかけ算 の答えの出し方です。
の 7 と 3 を見て、
7×3=21 と掛けて、
21 の 1 を
と書いて、
21 の 2 を覚えて、
7 と、523 の 2 を見て、
7×2=14 と掛けて、
覚えている 2 を、
14+2=16 と足して、
16 の 6 を、
と書いて、
16 の 1 を覚えて、
7 と 5 を見て、
7×5=35 と掛けて、
覚えている 1 を、
35+1=36 と足して、
と書きます。
あるいは、
でしたら、
掛ける数 3 と、掛けられる数 3 を見て、
3×3=9 と掛けて、
と書いて、
掛ける数 3 と、掛けられる数 2 を見て、
3×2=6 と掛けて、
と書いて、
掛ける数 3 と、掛けられる数 1 を見て、
3×1=3 と掛けて、
と書きます。
そして、
繰り上がりのあるときと、
ないときとの少しの違いがあるものの
大筋で同じような答えの出し方をつかみます。
繰り上がり数を覚えておいて、
次のかけ算の答えに足すのか、
繰り上がりがないのかの
少しの違いです。
子どもがつかむ内容は、
この少しの違いまで含む
筆算のかけ算の計算です。
(基本 -1674)、(×÷ -280)