子どもは、
子ども自身の主体性の自己責任で、
答えの出し方を見せているだけの
実況中継型リードから学び、
自分自身を育てて、
自力で答えを出せるようになります。
例えば、
「いち、に、さん、・・・、ひゃくにじゅう」と、
1 から 120 まで唱えることと、
数字を読むことと、
数字を書くことができる子です。
「いち、に、さん、・・・、ひゃくにじゅう」と唱える
数唱も、
じつは、
子どもと歩くことや、
お風呂に入ることをしているときに、
こちらが、唱えることを、
ひたすら続けただけなのです。
2歳児や、3歳児であろうとも、
主体性の自己責任がありますから、
こちらの唱える数唱を
聞いているだけではなくて、
自分でも唱えるようになります。
主体性の自己責任があるので、
見えることや、
聞こえることから、
対象を選び出して、
まねしようとします。
「同じように、言ってみようか・・・」などと、
誘うことなど
必要がないのです。
数唱を聞かせるだけで、
同じように言おうとして、
言い始めてしまうのです。
こちらは、
数唱を聞かせています。
子どもには、
アレコレと耳に聞こえてくる音の
たくさんの中の一つが数唱なのです。
それなのに、
子どもは、
数唱をまねしようと
決めるとはなく決めて、
まねし始めてしまいます。
とても不思議な学ぶ力です。
数字の読みや、書きも、
同じように修得しています。
「数字の読みを見てね」などと、
誘いもしないのに、
数字の表を、
1つ1つの数を指さして、
こちらが、子どもの近くで読むだけで、
数字を読むことを学ぶと、
決めるとはなく決めて、
こちらの読みを真剣に見て、
まねし始めます。
数字の書きは、
運筆の力が必要ですから、
少しだけ工夫が要りますが、
それでも、
学ぶ対象を子どもが選び、
学ぶと、決めるとはなく決めて、
学び始めてしまいます。
とても不思議な学び方です。
さて、
数唱を唱えることができて、
数字を読むことと、書くことができる子に、
たし算を、
不思議な学び方を利用して、
教えることができます。
例えば、
3+1= の 3 を示して、
「さん」と言って、
1 を示して、
「し」と言って、
= の右を示して、
「ここ、し(4)」と言うだけの
実況中継型リードを見せるだけです。
もちろん、
1回見せるだけではなくて、
繰り返し、同じような実況中継型リードを、
子どもが、
自力でまねできるようになるまで見せます。
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