子どもは、今の自分を見ています。
そして、「分からない」と聞いています。
すぐに教えると、
「分からない」と決めてしまった子に教えます。
分からないと決めたことが尾を引いて、
分かろうとすることに、
子どもが、自分でブレーキを掛けています。
の計算ミスを直せません。
「分からない」と、
子どもは聞きます。
教える前に、
この子が、驚くような言い方で、
鋭く強く「分かる!」と言い切ります。
教えてもらえると思っている子どもは、
「分からない」と決めている今から、
一瞬で離れます。
「分からない」から離れても、
「分かった」とはなりません。
ですが、
「分からない」が子どもの頭から消えますから、
「分からない」が尾を引いて、
分かろうとすることを邪魔しなくなります。
こうなった後、
教えます。
「分かる!」と驚かされた子は、
分かろうとしていますから、
真剣に学びます。
(基本042-92)