半泣きで、「分からない」と聞く子に、「分かる!」と言い切ります。それから教えます。

子どもは、今の自分を見ています。

そして、「分からない」と聞いています。

 

すぐに教えると、

「分からない」と決めてしまった子に教えます。

 

分からないと決めたことが尾を引いて、

分かろうとすることに、

子どもが、自分でブレーキを掛けています。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 2000 \\ - 1326 \\ \hline \end{array} }} \\ の計算ミスを直せません。

 

「分からない」と、

子どもは聞きます。

 

教える前に、

この子が、驚くような言い方で、

鋭く強く「分かる!」と言い切ります。

 

教えてもらえると思っている子どもは、

「分からない」と決めている今から、

一瞬で離れます。

 

「分からない」から離れても、

「分かった」とはなりません。

 

ですが、

「分からない」が子どもの頭から消えますから、

「分からない」が尾を引いて、

分かろうとすることを邪魔しなくなります。

 

こうなった後、

教えます。

 

「分かる!」と驚かされた子は、

分かろうとしていますから、

真剣に学びます。

 

(基本042-92)