帯分数のひき算 1-= を計算します。
1-=-= です。
帯分数 1 から、
真分数 を引いて、
答え です。
さて、
このような 1 を借りる分数のひき算で、
多くの子が、
次のような間違えた感覚になります。
を引いたはずなのに、
引くと小さくなるはずなのに、
1 が、
になりますから、
大きくなったように感じるようです。
こう感じる理由は、
とても単純です。
帯分数 1 が、
整数部分 1 と、
分数部分 の
2つの部分のたし算だからです。
式で書くと、
1=1+ です。
計算した子は、
答え の大きさを、
引かれる帯分数 1 と、
比べるとはなく比べています。
しかも、
整数部分 1 ではなくて、
分数部分 を、
意識するとはなく見ています。
つまり子どもは、
帯分数 1 の全体ではなくて、
分数部分 だけを見て、
答え と比べています。
そして、
と、 を比べたら、
の方が大きいと感じます。
当然のことです。
このような理由で、
帯分数 1 よりも、
答えの分数 を大きく感じてしまう
素朴な感覚があります。
不思議なことに、
1 を借りる帯分数のひき算、
1-=-= のような計算を繰り返すと、
この素朴な感覚が、
自然に修正されます。
帯分数 1 の方が、
答えの分数 よりも、
大きいと感じるようになります。
(基本 -744)、(分数 -324)