が、
「ピンとこない」と言う子です。
子どもに聞かれたこちらは、
この子の目の前で、
無言で、
を書きます。
これだけで、
「あっ、分かった!」と、
この子は理解します。
そして、
(x+y)2+6(x+y)+9=(( )+3)2 の
の ( ) の中に、
x+y を書きます。
実際の話です。
こういうことが起こります。
実は、
この子は、
視点を少し遠くに自動調整しています。
を見て、
「ピンとこない」とき、
この子の視点は、
とても近いのです。
の
全体を見る視点ではなくて、
理解できない部分、
を狭く見る視点です。
この子の目の前で、
無言で、
を書くと、
見ているこの子は、
式を見る視点を、
自動的に少し遠くにしています。
もちろん、この子は、
少しも意識していませんが、
自動的に視点が、
少し遠くに動いています。
こちらも、
「少し遠くから、
全体を見るようにしてごらん」のような
この子が理解できないようなことを言いません。
視点を少し遠くに自動調整して、
式 : 全体を、
少し遠くの視点から、
この子は見ています。
この子は、
自分にピンときていない
の
説明のために、
こちらが、
式 : を、
書いていると理解しています。
そして、
こちらが無言で書いている
式 : を、
見るために、
視点を自動的に、
少し遠くに動かして、
「あっ、分かった!」としています。
とても不思議ですが、
「(x+y)」を、
「」に置き換えたことで、
式を見る視点が、
自動的に少し遠くに動いています。
(基本 -322)、(分数 -107)