正負の数の四則混合の計算、
2-÷(- )+(- )×(-1 ) を、
計算する前の子に、
「計算順は?」と聞きます。
① ÷(- ) の ÷ 、
② (- )×(-1 ) の × 、
③ 2-(- の左の - 、
④ - )+(- の + が、
計算順になります。
計算する前の子に、
「計算順は?」と聞くことで、
「計算する前に、計算順を決める」習慣を、
子どもに持たせることができます。
子どもが習慣を持つまで、
こちらは諦めずに、
「計算順は?」と聞くだけで、
「計算する前に、計算順を決める」習慣を、
子どもに持たせることができますから、
諦めなければいいのです。
子どもが、
このような新しい習慣を
持ちやすい姿勢があります。
立った姿勢です。
子どもに問題用紙を持たせて、
その場で立たせて、
そして、
こちらは、子どもに横並びに立ち、
このような位置関係になり、
「計算順は?」と聞きます。
実際に試していただくと分かりますが、
短期間で、
「計算する前に、計算順を決める」習慣が、
子どもに育ちます。
なお、
こちらは、
子どもの右側に立つようにします。
子どもを、
左に見る位置に、
横並びに立ちます。
こうするだけで、
こちらは、主に左目で見るようになり、
「問題の式」と
「子どもの動き」のイメージを
右脳に入れるようになります。
右脳は、
イメージを処理し易いのですから、
子どもをリードしやすい位置です。
「計算する前に、計算順を決める」習慣は、
このようにして、
こちらのリードで
子どもに持たせることができます。
ですが、
計算順の決め方そのものは、
教えようがないのです。
計算順を決めるルールのことではありません。
2-÷(- )+(- )×(-1 ) を、
少し離れた目の位置から、
式全体をパッと見ることで、
最初がここ、
2 番目がここ、
3 番目がここ・・と、
瞬時に決める力のことです。
このような力は、
子ども自身に、
つかんでもらうしかないのです。
こちらができることは、
計算順を決めるルールを教えることと、
計算する前に、
「計算順は?」と聞くことと、
迷って、決められない子に、
計算順を見せることです。
例えば、
2-÷(- )+(- )×(-1 ) で、
子どもが迷ったら、
こちらが、計算順を見せます。
無言で、
こちらの指先で、
÷ 、× 、- 、+ を
ただ示すだけです。
無言で、
÷ 、× 、- 、+ を示すだけですから、
3 秒前後です。
これだけ短い時間(3 秒くらい)に、
横並びの子どもに、
計算順を見せますから、
子どもは、深く集中したまま
こちらの示す計算順を
凝視します。
だから、
見ているだけでも、
子どもは、
2-÷(- )+(- )×(-1 ) の
計算順をつかみます。
子どもが、
計算順に迷ったら、
このように、
こちらが計算順を見せます。
その子に必要なだけの
正負の数の四則混合の計算順を、
こちらが見せるだけで、
子どもは、
少し離れた目の位置から、
式全体をパッと見ることで、
瞬時に、計算順を決める力を、
つかむことができます。
(基本 -492)、(分数 -203)