2元2次連立方程式です。
解き方のヒントのように、
1行書いてあります。
[解] ① より x=y または x=-2y
このように、解き方をリードしています。
このリードのヒントを利用して、
2つの 2元2次連立方程式を作ります。
その 1つは、
です。
もう 1つは、
です。
そして、
それぞれを、別々に解きます。
さて実は、
この 2元2次連立方程式を解いている子は、
小5です。
中学生や、高校生と、
かなり違う頭の使い方をするようです。
解き方をリードするヒント、
[解] ① より x=y または x=-2y
これを見ても、理解できません。
なるほど、確かに、
x=y や、x=-2y は、
2元2次連立方程式の
どこにもないのです。
「① より」と書かれていても、
(x-y)(x+2y)=0 が、① ですから、
x=y や、x=-2y が、
見当たりません。
だから、
「① を見ても、分からない」と聞きます。
① を、示して、
「これから」と言って、
この子の目の前で、無言で、
x-y=0 と、
x+2y=0 を、
元の問題と
それから、
ヒント:[解] ① より x=y または x=-2y の
間に書くだけで、
「あぁ!」となるでしょう。
ですが、
ここまで教えてしまったら、
この子に甘えの依存が出てしまいます。
教えすぎになります。
実際には、
① 式 (x-y)(x+2y)=0 の
(x-y) を示して、
「x=y は、ここから」と言うだけの教え方です。
これだけで、
この子は、
「あっ!」となります。
そして、
「この程度なら、もう少し考えれば・・・」と、
悔しさや、面白さの混ざった気持ちになって、
続きを自力で解きます。
(基本 -902)、(分数 -389)